志度

志度（しど）についての概要

志度は香川県さぬき市に所在する地区であり、郵便番号は769-2101です。2012年の統計によると、志度地域には5,114世帯、12,258人の人口がいます。志度は市の北西端にあり、地理的には四国旅客鉄道（JR四国）の高徳線と国道11号が通過しており、公共機関も集中しています。

地理的特徴

志度の北部には志度寺があり、門前町として知られています。周囲にはさぬき市役所や警察署をはじめとした公的機関が揃っており、市の中心としての役割を果たしています。南部や東、西端には雲附山の丘陵地が広がり、ここでは稲作に加え、ブドウ、イチゴ、キュウリなどの多様な施設園芸が行われています。この地域は高松市のベッドタウンとしても機能し、大規模な宅地開発が進み、複数のニュータウンが形成されています。

志度の北側は志度湾に接しており、この湾内ではノリやカキの養殖が盛んに行われています。また、1972年以降に複数の企業が進出しており、1977年に整備された埋立地には南海プライウッドやタダノなどの工場が立地しています。

歴史の歩み

志度の歴史は1890年に遡ります。この年、寒川郡の志度村と末村が合併し、志度村が誕生しました。さらに1898年には町制が施行され、志度町となりました。1955年には志度町と鴨庄村、小田村が合併し、新たな志度町が誕生します。1956年には鴨部村が編入され、2002年には志度町は他の町と合併し、現在のさぬき市となりました。

人口とコミュニティ

志度地区は人口が12,000人を超え、地域コミュニティがしっかりと形成されています。地元住民は農業や商業など様々な産業に従事しており、地域の活性化に努めています。また、教育機関も地元に根付いており、志度小学校や中学校、さらには香川県立志度高等学校もあります。

交通網の整備

志度は交通の便も良い地域です。高徳線の駅が設けられており、高松琴平電気鉄道の志度線も利用されています。また、高松自動車道が近隣を通っているため、車でのアクセスも便利です。国道11号をはじめとした地域道も充実しており、近隣の市町にスムーズに移動することが可能です。

施設と企業

公共機関としてはさぬき市役所、志度警察署、図書館などがあり、医療、福祉サービスとも連携しながら住民の生活を支えています。商業施設には、マルナカやしまむら、医薬品店舗も多く見られ、買い物の利便性が高いです。

企業面では南海プライウッドやタダノの工場が立地しており、地元経済の一翼を担っています。また、かつてヤマハ発動機の工場も存在していましたが、1999年に閉鎖され、その後従業員によって再生されたワイエムも2023年に閉鎖されました。

文化と観光

地域には志度寺をはじめ、真覚寺、多和神社などの寺社も点在し、文化的な魅力を提供しています。また、平賀源内記念館があり、平賀源内の旧宅も展示されているため観光名所としても知られています。歴史的な背景と豊かな自然、現代の活気が共存する志度は、魅力的な地域として訪れたい場所の一つです。

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