志摩マリンレジャー

志摩マリンレジャー株式会社について

志摩マリンレジャー株式会社（しまマリンレジャー）は、日本の三重県で観光遊覧船や定期船を運航する海運業者です。近鉄グループに属し、特に三重県の鳥羽市や志摩市での海上交通に貢献しています。近鉄レジャークリエイトの完全子会社として、多様な海上の遊びを提供しています。

本社所在地と営業所

会社の本社は三重県鳥羽市に位置し、具体的には鳥羽マリンターミナル内部に設置されています。また、賢島営業所も三重県志摩市にあり、地域密着型のサービスを展開しています。

主要な航路

遊覧船

• - 鳥羽湾巡り: 停車地は真珠島・水族館前、鳥羽マリンターミナル、イルカ島と多岐にわたります。この航路は特に人気で、2022年の利用者数は129,310人に達しました。

• - 賢島エスパーニャクルーズ: 賢島港から英虞湾を経由し、真珠工場へ向かうコースで、2022年の利用者数は73,124人でした。

定期船

• - あご湾定期船: この航路は賢島から和具を結ぶルートで、2021年度の利用者数は20,159人でした。

過去の航路

志摩マリンレジャーは長い歴史を持ち、かつてはいくつかの航路を運航していました。例えば、1971年に運航を開始した鳥羽〜蒲郡 ホバークラフトや、1976年に始まった名古屋〜鳥羽〜蒲郡 水中翼船は、当時の画期的な交通手段として知られています。しかし、これらのサービスは時代の流れと共に休止や廃止に至りました。

歴史と沿革

志摩マリンレジャーは創立以来、様々な変遷を経てきました。1927年に真珠湾交通株式会社として設立され、当初は自動車運送業者としてスタートしました。その後、1936年に浜島 - 鳥羽間の航路を取得し、1944年には鳥羽湾交通株式会社を合併し志摩航運株式会社に改称しました。

戦後は事業拡大を進め、1951年には社名を志摩観光汽船株式会社に変更。その後も様々な合併を経て、1995年に現在の志摩マリンレジャー株式会社が設立されました。2008年には近鉄レジャーサービスに事業を譲り、社名変更を経て現在の形に至ります。

現在の状況

今日、志摩マリンレジャーは観光地として名高い伊勢志摩エリアで、観光業者としての役割を果たしています。近鉄グループの一員として、地域の観光促進にも寄与しています。2023年には近鉄レジャークリエイトの完全子会社となり、さらなる発展が期待されています。

船舶情報

保有している船舶には、観光客を乗せて運航するための最新の設備やデザインが施されています。例えば、1996年に就航した「龍宮城」や「フラワーマーメイド」は、鳥羽湾の遊覧船として多くの人々に利用されています。これらの船は、非日常的な体験を提供し、訪れる人々に海の魅力を伝えています。

まとめ

志摩マリンレジャー株式会社は、海運業を通じて地域の観光振興に貢献し続けています。観光客にとっては、伊勢志摩の海を新たな視点で楽しむための重要な存在といえるでしょう。これからも多様なサービスを通じて、さらなる発展が期待されます。

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