志摩市志摩文化会館

志摩市志摩文化会館

志摩市志摩文化会館は三重県志摩市に所在する文化施設で、地域社会の文化及び教育活動の中心的な役割を果たしています。この施設は、志摩町が「文化の薫り高い郷土づくり」を目指し、ふるさと創生基金を活用して建設されました。完成は1997年で、以降市民の生涯学習や文化活動の場として広く利用されています。

施設概要

志摩文化会館は総延床面積2,978平方メートルを誇ります。1階には600席を備えた大ホールと志摩図書室があり、これらのスペースは地域住民による様々な文化的催しや学習活動に利用されています。2009年度の年間利用者数は20,671人に達し、地元の人々にとって欠かせない施設として親しまれています。

志摩図書室

志摩市立志摩図書室は、文化会館内に設置された図書サービスを提供する場所で、豊富な蔵書を揃えています。2008年3月時点での蔵書数は17,325冊であり、年間の貸出者数は前年度比で変動しつつも、多くの市民が図書室を利用しています。休館日は月曜日及び月末の木曜日、特別整理期間（2月1日〜2月11日）、年末年始（12月28日〜1月4日）と決められています。2009年度の図書購入費は469,634円であり、地域の情報提供及び啓発に寄与しています。

志摩市役所志摩支所

文化会館内には、志摩市役所の志摩支所も設けられており、地域振興や市民サービスなどの窓口機能を果たしています。開庁時間は8時30分から17時15分までで、閉庁日は土・日・祝日及び年末年始です。この拠点は市民と行政の架け橋となり、地域の発展に貢献しています。

沿革

文化会館の歴史は1950年に遡り、越賀村（現在の志摩市志摩町越賀）内に越賀村立図書館が設置されたことから始まります。1997年に現在の文化会館が竣工し、「志摩町文化会館」として供用が開始されました。2004年には志摩市志摩文化会館及び志摩市立志摩図書館に名称変更が行われ、現在の形に整えられました。様々な文化事業や地域交流を促進するイベントも行われており、特に開館10周年記念としてのコンサートなどが記憶に残る出来事です。

施設の活用と交通アクセス

この文化施設では家庭教育や青少年教育、成人教育、高齢者教育といった多岐にわたる文化事業が実施されており、地域の教育支援に寄与しています。また、交通アクセスも良好です。三重交通バスの志摩支所前バス停から徒歩約6分の距離にあり、国道260号沿いに位置し、駐車場も完備されています。

まとめ

志摩市志摩文化会館は、地域の文化と教育を支える重要な施設です。図書室や市役所の支所が同一の場所に整備されているため、市民にとって大変便利であり、今後も多くの人々に利用され続けることでしょう。

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