志摩市立大王中学校

志摩市立大王中学校

志摩市立大王中学校は三重県志摩市大王町波切に位置する公立の中学校です。2013年4月に船越中学校を統合し、以前の波切中学校の名称から「大王中学校」に改名しました。この学校は、地域の教育を支える存在として長年にわたり生徒を育成してきました。

概要

学校の設立当初からその目標は「ねばり強く、最後までやり抜く生徒」の育成にあります。この理念のもと、特に協調性と忍耐力を重視しています。2009年5月時点での在籍生徒数は137人で、志摩市内では6番目にあたる規模を誇ります。校舎は波切集落から少し離れた丘の上に位置しており、自然環境に恵まれた場所です。

沿革

組合立校時代

大王中学校の歴史は1947年4月に遡ります。当初は波切町立波切中学校として開校し、地元の波切小学校の教室を借り受けて授業を開始しました。1948年には「波切町外二ヵ村学校組合立波切中学校」に改称されます。その後、1952年には新しい木造校舎が完成し、校歌が制定されるなど着実に発展していきました。1956年には「大王町立波切中学校」と改称され、さらなる充実を図ります。

町立校時代

1956年以降、特別教室の設置や運動施設の整備が進められ、教育環境が改善されました。1971年には運動クラブの部室が完成し、部活動も盛んに行われるようになります。1989年には校舎の改修工事が完了し、時代に合った教育スペースを提供することができました。

市立校時代

2004年には「志摩市立波切中学校」に名称が変更され、この時期から新たな教育システムが導入されました。そして2013年3月には波切中学校の閉校式が行われ、同年4月1日には志摩市立大王中学校として新たにスタートを切りました。開校式は4月8日に行われ、多くの関係者が出席しました。

校歌

新しく制定された大王中学校の校歌は、未来に向かう希望や夢が表現されています。旧校の校歌も大切にされており、地域の誇りとして今日まで歌い継がれています。

学校施設

大王中学校には、校舎、特別教室棟、屋内運動場などの施設が整っています。そのほか、土俵や広々としたグラウンドもあり、様々な活動が充実して行われています。

通学区

通学区域は波切小学校区や船越小学校区に設定されており、地域の人口に応じた通学環境が整えられています。

部活動と成績

部活動は特に盛んで、野球や相撲、卓球、バレー、陸上部があります。1973年には全国中学校相撲選手権大会での優勝を果たし、名誉の象徴として「根性」の石碑が建てられました。これにより、学校のスポーツ活動が一層活性化しました。

進学状況

多くの生徒たちは、志摩市内の志摩高校や水産高校などへ進学しています。また、伊勢市への進学も多く見られ、地域を超えた進学先が確保されています。

交通

三重交通の大王支所前バス停から徒歩約6分の距離に位置し、生徒たちが通いやすい立地にあります。

卒業生

卒業生は累計で7,886名に達し、地域社会に貢献している人材を多数輩出しています。これからも大王中学校は、地域と共に成長する学校であり続けることでしょう。

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