志方東・志方西トンネル

志方東・志方西トンネル

概要

山陽自動車道（E2）上に設けられた交通施設であり、兵庫県加古川市志方町域を通過する重要なトンネル群です。一般的には総称として「志方トンネル」とも呼ばれています。これは、東側に位置する志方東トンネルと、西側に位置する志方西トンネルの二つの構造物から構成されています。これら二つのトンネルは、山陽自動車道の本線において、東西方向の円滑な交通を確保する上で不可欠な役割を担っています。

位置と構造

志方東トンネルと志方西トンネルは、加古川市志方町の異なる地点に位置しています。

志方東トンネル: 加古川市志方町大澤地区に位置します。
上り線（東行き）：長さ 764メートル
下り線（西行き）：長さ 759メートル

志方西トンネル: 加古川市志方町畑地区に位置します。
上り線（東行き）：長さ 1,059メートル
下り線（西行き）：長さ 1,100メートル

このように、両トンネルはそれぞれ上下線でわずかに異なる長さを持ちますが、特に志方西トンネルは志方東トンネルよりも長い構造となっています。また、これら二つのトンネルの間には、山陽自動車道の重要なインターチェンジの一つである加古川北ICが配置されており、地域交通との接続点として機能しています。

歴史

志方東・志方西トンネルは、山陽自動車道の一部として1997年に供用が開始されました。この開通により、当該区間の交通の円滑化が図られ、山陽地方における主要な東西軸としての機能が一層強化されました。

周辺の接続施設

山陽自動車道における志方東・志方西トンネルの周辺には、以下のような施設が配置されており、東西方向の移動における休憩や乗り換えの拠点として重要な役割を果たしています。

東方面（大阪・神戸方向）からは、三木小野IC（4番）を通過後、権現湖PAを経て志方東トンネルに至ります。志方東トンネルを抜けると加古川北IC（5番）があり、そのすぐ西側に志方西トンネルが位置します。志方西トンネルを通過すると、かつてバスストップとして機能していた飾東BS（現在は休止中）を通り過ぎ、山陽姫路東IC（6番）へと接続します。

このように、志方東・志方西トンネルは、山陽自動車道の主要な区間に位置しており、周辺のICやPA、BSと連携して、広域交通ネットワークの一部として機能しています。

まとめ

兵庫県加古川市志方町に位置する志方東・志方西トンネルは、山陽自動車道を構成する重要な二本のトンネルです。1997年の開通以来、地域と都市を結ぶ大動脈の一部として、安全かつ円滑な交通流の維持に貢献しています。二つのトンネルの間に加古川北ICが配置されているという構造も特筆すべき点であり、山陽自動車道を利用する多くのドライバーにとって馴染み深い区間の一つとなっています。

もう一度検索