忘れるものか

映画『忘れるものか』の詳細解説

概要

『忘れるものか』は、1968年12月28日に日活によって公開されたアクション映画です。監督は松尾昭典が務め、石原裕次郎が主演を務めました。この映画は、友人の死の真相を追う主人公の姿を描いたサスペンスフルな作品です。

あらすじ

主人公の岡部司郎は、友人である津村洋介が亡くなったという知らせを受け、京都へと戻ります。そこで、洋介の妻であり、かつて岡部が愛していた夕子と再会します。岡部は夕子が洋介の死について何かを知っているのではないかと感じますが、彼女から真相を聞き出すことはできません。洋介の死に不審を抱いた岡部は独自に調査を開始しますが、手がかりとなる人物が次々と殺されていきます。そんな中、岡部は洋介と親密な関係にあったバーの女、ルミを尾行し、比叡山へと向かいます。そこで、彼は驚くべき事実を知ることになります。それは、死んだはずの洋介が生きていたというものでした。

主要な登場人物

岡部司郎: 石原裕次郎が演じる主人公。友人の死の真相を追う。
津村洋介: 二谷英明が演じる、岡部の友人。物語の鍵となる人物。
津村夕子: 星由里子が演じる、洋介の妻であり、岡部の元恋人。
ルミ: 市原悦子が演じる、洋介と親密な関係にあったバーの女。


その他

南部長刑事: 玉川伊佐男
ケン: 川口恒
かおる: 太田雅子
志乃: 千秋みつる
武上: 河野弘
黒川: 榎木兵衛
山岸: 長弘
チョビ安: 野呂圭介
田所刑事: 武藤章生
鴨沢: 金田龍之介
尾形: 田崎潤

スタッフ

監督: 松尾昭典
脚本: 小川英、蘇武道夫
企画: 仲川哲朗
音楽: 嵐野英彦
美術: 中村公彦
編集: 井上親弥
主題歌: 「忘れるものか」 - 石原裕次郎

ロケ地

映画は京都を舞台にしており、以下の場所でロケが行われました。

清水寺
渡月橋
南禅寺
出町柳駅
鹿ケ谷の疏水
叡山ケーブルカー
西本願寺
大谷墓地
高野植物園


これらのロケ地は、映画の雰囲気を盛り上げ、物語に深みを与えています。

併映作品

この映画は、『無頼 黒匕首』という小澤啓一監督の作品と同時上映されました。

外部リンク

忘れるものか 日活公式

まとめ

『忘れるものか』は、サスペンス要素とアクションを組み合わせた、見応えのある映画です。石原裕次郎の存在感や、京都の美しい風景が楽しめる作品として、多くの映画ファンに愛されています。

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