思いきり気障な人生

『思いきり気障な人生』

『思いきり気障な人生』は、日本の著名な歌手・沢田研二が1977年にリリースした10枚目のオリジナルアルバムです。このアルバムは、ポリドールレコードからLP盤として世に送り出されましたが、当時の所属事務所である渡辺プロダクションのアポロン音楽工業によっては、音楽テープとして『勝手にしやがれ』というタイトルで流通しました。その後、CD化もなされ、1987年には「沢田研二 2オリジナル・アルバムス」という形で再リリースされ、さらには1991年、1996年、そして2005年にはユニバーサルミュージックからも再版されるなど、長い間多くのファンに親しまれています。

アルバムの魅力と楽曲の概要

本アルバムの全楽曲は、作詞：阿久悠、作曲：大野克夫、編曲：船山基紀によって手掛けられており、特にこの2人は「ゴールデン・コンビ」として広く知られています。彼らによる作品は、国民的なヒットを生み出すものであり、本作もその一環として位置づけられます。

アルバムには、「勝手にしやがれ」や「さよならをいう気もない」、「憎みきれないろくでなし」、「サムライ」といった有名な楽曲が収録されています。特に「勝手にしやがれ」は第19回日本レコード大賞や第8回日本歌謡大賞を受賞するなど、1977年において主要な音楽賞を席巻した曲です。また、「あなたに今夜はワインをふりかけ」という楽曲もCMソングとして注目を集めました。

オリコンのアルバムランキングでは第1位を獲得し、30万枚以上の売り上げを記録しており、その人気は現在も根強いものがあります。

収録曲一覧

このアルバムには以下の楽曲が収められています：

• - 思いきり気障な人生
• - あなたに今夜はワインをふりかけ
• - 再会
• - さよならをいう気もない（Album Version）
• - ラム酒入りのオレンジ
• - 勝手にしやがれ
• - サムライ（Album Version）
• - ナイフをとれよ
• - 憎みきれないろくでなし
• - ママ･･･

参加ミュージシャン

本作には、多くの才能あるミュージシャンが参加しています。キーボードには大野克夫と羽田健太郎、ベースには岡沢章、後藤次利、武部秀明、エレクトリックギターには水谷公生と矢島賢、アコースティックギターには吉川忠英がそれぞれ演奏し、ドラムスは田中清司、パーカッションには斉藤ノブと穴井忠臣が参加しました。加えて、コーラスにはコーポレーション・スリー、ブラスセクションには新井グループが加わり、アルバム全体に厚みと奥行きを与えています。

『思いきり気障な人生』は、沢田研二の魅力を存分に堪能できる作品であり、今なお多くのファンに愛され続けています。魅力的な楽曲たちと卓越した演奏陣が一体となって生み出されたこのアルバムは、日本の音楽史においても重要な位置を占めています。

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