恋人よ (五輪真弓のアルバム)

アルバム『恋人よ』の魅力

五輪真弓の『恋人よ』（こいびとよ）は、1980年9月6日にリリースされた彼女の11枚目のオリジナルアルバムです。このアルバムは、五輪にとって特別なものであり、オリコンのアルバムチャートで1位を獲得した唯一の作品となります。キャッチコピーは「四度目のフランス録音! 新しい五輪の世界が拡がる!」であり、彼女の音楽の新たな一面を感じ取ることができます。

リリースと再発の歴史

アルバムは、1982年10月1日にCDとして初めて登場しました。これは全世界で発売された50タイトルのCDの一つでもあります。また、1990年にはソニーレコードから『CD選書』の一作として再リリースされ（規格品番: CSCL 1235）、1997年にはMDとしても販売されました（規格品番: SRYL 7316）。さらに、2013年には『名盤復刻』シリーズの一つとしてBlu-spec-CD2規格で再発（規格品番: MHCL 30124）されるなど、その人気は衰えることがありません。

収録曲

このアルバムは、全ての作詞・作曲を五輪真弓が手がけており、主に編曲はミッシェル・ベルナルクが担当しています。全体を通して、アコースティックな雰囲気と彼女特有の独自の感性が融合したバラエティ豊かな楽曲が収められています。

Side A

• - 恋人よ（4:10）- 編曲：船山基紀

- このアルバムの先行シングルとして発表されました。

• - あなたは突然に（3:33）
• - ロマンプレイボーイ（2:42）
• - ジョーカー（3:29）- 編曲：船山基紀
• - わたしの気持も知らないで（3:57）

Side B

• - ジェラシー（3:32）
• - 想い出はいつの日も（3:40）
• - 思うままの女（2:58）
• - 春便り（3:36）
• - 愛の蜃気楼（砂の城）（3:13）- これは1980年に木の実ナナへ提供した楽曲のセルフカバーです。また、ベトナムでは「Sa mạc tình yêu（砂漠の愛）」というタイトルでカバーされています。

スタッフ

このアルバムの制作には、五輪真弓自身も関わり、MAYUMI ITSUWAとRYOJI NAGAIがプロデュースを担当しました。さらに、特定のトラック（1、4）についてはKOJI NAKASONEとRYOJI NAGAIによるプロデュースが行われ、フランスのスタジオで録音が実施されました。この録音では、ジャン・クロード・シャルビエがミキシングエンジニアを務め、他には田本義弘が録音エンジニアとして参加しています。管理は音楽ステーションの永井良治が行い、無限音楽が録音のオーガナイザーとして名を連ねています。

最後に

『恋人よ』は、五輪真弓の音楽的冒険が表現された特別なアルバムです。聴く者を魅了する彼女の才能や独自の表現方法が詰まった一枚であり、今なお多くのファンに愛され続けています。彼女の音楽が作り出す世界を体験するために、是非耳を傾けてみてください。

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