恵山岬灯台

恵山岬灯台の魅力

恵山岬灯台（えさんみさきとうだい）は、北海道の亀田半島の東端に位置する恵山岬の先端に立つ、白亜の美しい大型灯台です。この灯台は、周囲に広がる恵山道立自然公園内に整備されており、その素晴らしいロケーションからは太平洋と後ろには恵山の雄大な姿を眺めることができます。恵山岬灯台は、「日本の灯台50選」に選ばれるほどの知名度を持ち、観光地としても多くの人々に親しまれています。

歴史

恵山岬灯台の歴史は長く、1890年に初めて点灯して以来、航海の安全を守り続けています。灯台の初点灯は明治23年11月1日で、続いて1908年には霧笛が設置され、霧の多い日でも船舶にしっかりと警告を発信できるようになりました。1929年には塔の色が変更され、近代的な印象を与えるデザインに変わりました。

1945年7月には第二次世界大戦の空襲によって灯台が焼失しましたが、同年10月には仮の灯台が点灯され、1949年には本灯が復旧しました。その後も1981年に無線方位信号所が設置されるなど、航海技術の向上に貢献していますが、1995年には無人化され、2007年には無線方位信号所も廃止されました。

函館市灯台資料館

灯台に関する理解を深めるための場所として、函館市灯台資料館（通称「ぴかりん館」）も注目されています。この資料館は、恵山岬灯台の近くに位置し、灯台のレプリカや歴史的な資料が展示されています。二階の吹き抜けには初代の灯台のレプリカがあり、その歴史が詳しく説明されたパネルが設置されています。また、全国と世界の灯台にまつわる文化や芸術も展示されています。

しかし、残念ながら2016年4月1日からこの資料館は無期限の休館に入っています。再開の目処が立っていないため、訪れる際には最新情報を確認することが必要です。

交通アクセス

恵山岬灯台へのアクセスは函館駅から出発するのが一般的です。函館の中心地からは、函館バスの恵山御崎行きを利用して約45分、その後、日ノ浜団地で椴法華支所前行きに乗り換え、さらに12分後に終点で下車します。そこからはタクシーを利用することができ、約10分の距離です。周囲には温泉地・水無海浜温泉や活火山の恵山なども点在しており、併せて訪れる観光地としても魅力的です。

まとめ

恵山岬灯台は、歴史的な価値や美しい自然を楽しむことができるスポットです。周囲の観光地とも連携しながら旅行者にとって魅力的な体験を提供しており、次回の旅行先として是非訪れたい場所の一つです。

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