愛のかけひき

浜田省吾の2枚目のシングルとして1976年10月21日にリリースされた「愛のかけひき」。デビュー曲「路地裏の少年」に続く作品で、A面ではシングルバージョンが採用されています。

B面には「キャンパスの冬」が収録されています。この曲は長らくアルバムには収録されていませんでしたが、1991年に発表されたバラードセレクション『EDGE OF THE KNIFE』で「愛のかけひき」と共にリメイクされ、収録されました。

「愛のかけひき」と「キャンパスの冬」は、どちらも大学のキャンパスを舞台にした楽曲であり、浜田省吾自身の大学時代の姿が反映されていると言われています。歌詞の内容は、別れや挫折といった切ないテーマを扱っており、聴く人の心を揺さぶります。

ジャケット写真に注目すると、当時としては珍しい薄めの色のサングラスを使用しており、うっすらと瞳が見えるのが特徴です。これは、親近感を持たせるための工夫だったそうです。当時、浜田省吾はコンサートでサングラスを外して歌うこともあり、「浜田省吾＝サングラス」というイメージはまだ確立されていませんでした。

1989年3月21日には、CBS・ソニーの発足20周年を記念した「Platinum Single Series」の一環として、過去に発売されたアナログシングルの中から選ばれ、CDシングルとして再発売されました。この際、1stシングル「路地裏の少年」との両A面シングルとしてリリースされています。

このシングルは、浜田省吾の初期の作品であり、彼の音楽の原点を知る上で非常に重要な作品と言えるでしょう。大学生の恋愛模様や青春の葛藤を描いた歌詞は、多くの人々の共感を呼び、時代を超えて愛され続けています。

収録曲:
1. 愛のかけひき
2. キャンパスの冬

収録作品:
リメイクバージョンを収録'>[EDGE OF THE KNIFE]
路地裏の少年/愛のかけひき(再発シングル)

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