愛のかたち (清木場俊介の曲)

「愛のかたち」 清木場俊介

清木場俊介の通算9枚目のシングル「愛のかたち」は、2008年2月6日にリズムゾーンより発売されました。このリリースは、前作「SAKURA」から約2ヶ月という短い期間で行われ、同時期には自身の映像作品『VIDEO CLIPS』も市場に投入されています。

リリース形態と内容

シングルは、ジャケットデザインが異なる【CD＋DVD盤】と【CDのみ盤】の2形態で展開されました。特に【CD＋DVD盤】に付属するDVDには、2007年末に開催されたファンクラブ限定ライブイベント「清木場祭2007」より、「Baby」と「爾来 〜10年後のボク等〜」という2曲のライブパフォーマンス映像が特別に収録されています。

商業成績

本作は、オリコン週間シングルランキングにおいて、2008年2月18日付のチャートで最高位10位を記録しました。

収録曲の詳細

CDには以下の4トラックが収められています。

愛のかたち (5:05)
作詞は清木場俊介本人が担当し、作曲および編曲は春川仁志が手掛けました。また、楽曲の重要な要素であるストリングスのアレンジは、村山達哉と春川仁志が共同で担当しています。
この楽曲は、TBS系列のバラエティ番組『王様のブランチ』の2008年2月度および3月度のエンディングテーマとして起用されました。
興味深い点として、作曲・編曲の春川仁志とのタッグは、清木場がEXILEのメンバーとして活動していた時代に大ヒットを記録した「ただ…逢いたくて」以来の共同作業でした。清木場自身は、この共同作業について、「どうしてもあの頃の雰囲気が強く出てしまうため、ソロアーティストとしての表現に抵抗を感じていた時期もあった」と後に振り返っています。
発表後、この楽曲が初めてCDアルバムに収録されたのは、2009年にリリースされた清木場にとって初のベストアルバム『清木場俊介 SONGS 2005-2008』でした。しかし、自身のオリジナルアルバムには現在まで収録されていません。
さらに、2014年にはベストアルバム『唄い屋・BEST Vol.1』に新たなレコーディングによる音源が、そしてリミックスアルバム『唄い屋・REMIXES Vol.1』にはnagomu tamakiによるリミックスバージョンが収録されるなど、複数のバージョンが存在します。

羽1/2 Live Version (2007.12.25 TOKYO INTERNATIONAL FORUM HALL A) (6:48)
このトラックは、清木場が「SHUN」としてEXILEに在籍していた時期に作詞し、長岡成貢が作曲・編曲を手がけた楽曲「羽1/2」のセルフカバーライブ音源です。収録されているのは、2007年12月25日に東京国際フォーラム ホールAで行われたFCライブ「清木場祭2007」でのパフォーマンス音源。
このライブバージョンは、ピアノ伴奏のみという非常にシンプルな編成で歌われており、原曲とは一味違う、よりパーソナルな雰囲気を纏っています。演奏には川根来音（Vocal & Acoustic Guitar）が参加しています。

愛のかたち カラオケ (5:07)
表題曲のヴォーカルなしバージョンです。

愛のかたち インストゥルメンタル (Symphony Version) (5:25)
村山達哉が編曲を手がけた、ストリングスなどをフィーチャーした「愛のかたち」のインストゥルメンタルバージョンです。

DVD収録内容

【CD＋DVD盤】に付属するDVDには、CDの解説部分でも触れたFCライブ「清木場祭2007」より、以下のライブ映像が収録されています。

Baby
爾来 〜10年後のボク等〜

参加ミュージシャン

CDおよびDVDの制作には、清木場俊介（Vocal）を中心に、以下のミュージシャンが参加しています。

川村ケン：Keyboard
高橋圭一：Guitar
堀川真理夫：Bass
木村建：Guitar
山本創：Saxophone
川根来音：Vocal & Acoustic Guitar（特に「羽1/2 Live Version」に参加）

主な収録アルバム

オリジナルバージョンを含む「愛のかたち」および「羽1/2 Live Version」は、以下のアルバムに収録されています。

愛のかたち（オリジナルバージョン）
清木場俊介 SONGS 2005-2008
愛のかたち（再録バージョン）
唄い屋・BEST Vol.1
愛のかたち（nagomu tamaki REMIX）
唄い屋・REMIXES Vol.1
羽1/2 Live Version (2007.12.25 TOKYO INTERNATIONAL FORUM HALL A)
* 清木場祭2007

このシングルは、清木場俊介の多様な音楽性と、過去のキャリアとの向き合い方を示す興味深い作品となっています。

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