愛宕山 (南房総市)

千葉県最高峰、愛宕山

愛宕山（あたごやま）は、千葉県南房総市に位置する房総丘陵（嶺岡山地）の一角をなす山です。標高408.2mで、千葉県内で最も高い山ですが、各都道府県の[[最高峰]]の中では最も低い山でもあります。県内には他に「愛宕山」と称する山が複数存在するため、区別するために嶺岡愛宕山（みねおかあたごやま）とも呼ばれています。

山頂の様子

愛宕山の山頂付近には、航空自衛隊の峯岡山分屯基地が設置されており、防空レーダー施設が稼働しています。山頂脇にある三角点と愛宕神社は、この基地の構内に位置しています。一般の人が無許可で施設内へ立ち入ることはできませんが、事前に2週間前までに申請することで、三角点まで行くことが可能です。施設へのアクセスは、嶺岡中央林道（嶺岡スカイライン）などを利用して自家用車で行くことができます。

新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、一時的に一般の登頂案内が停止されていましたが、2024年5月20日に再開されました。山頂付近は木々が生い茂っており、見晴らしはあまり良くありません。写真撮影の際は、レーダーなどの施設を被写体としないことが条件となっています。ただし、基地内にある広場「睨空台」からは、東京湾や大山千枚田などを見渡すことができます。

歴史

愛宕山は、歴史的にも重要な場所です。安房国に逃れた源頼朝が、この山の山頂に地蔵菩薩を奉納し、再起を誓ったという言い伝えがあります。また、江戸時代以降には、隣接する「二ツ山」が最高峰であるという説が唱えられ議論を呼びましたが、大正時代の再調査の結果、二ツ山の標高は376mと判明し、愛宕山が千葉県の最高峰であることが確定しました。

その他の情報

愛宕山は、他の地域にも同名の山が存在するため、注意が必要です。関連情報として、「愛宕山 (曖昧さ回避)」のページも参照してください。また、千葉県の最高峰として、各都道府県の[[最高峰]]の一覧にも掲載されています。航空自衛隊のレーダーサイトとしても重要な役割を担っており、関連する外部サイトへのリンクも参考になります。

関連情報
愛宕山 (曖昧さ回避))
各都道府県の[[最高峰]]（千葉県）
レーダーサイト
外部リンク
愛宕山｜南房総の名所｜千葉県【南房総いいとこどり】
* 峯岡山基地 ｜ [JASDF] 航空自衛隊

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