愛桜会

愛桜会について

愛桜会（あいおうかい）は三重県を拠点とする暴力団で、特に指定暴力団である山口組の二次団体として知られています。1978年に設立され、その起源は極東会系の橋本組にあります。設立の中心的役割を果たしたのは橋本達男であり、彼は三重県内の伝統的な博徒組織やテキヤを約50団体まとめ上げ、独立した組織としての愛桜会を創り上げました。

橋本達男と初代会長の足跡

初代会長である橋本達男は、多くの暴力団の中でも特に名を馳せた人物です。彼は小西一家初代総長である小西音松と兄弟皿を交わした縁から、1990年には五代目山口組に直参として加入しました。この時、彼の加入は中京地区で他の組織に衝撃を与え、その影響力を広める契機となりました。また、彼は渡辺五代目の舎弟として名を馳せ、直参の中でも最年長として知られていました。

二代目会長の経歴と事件

愛桜会の二代目会長に就任したのは菱田達之です。彼は六代目山口組の若中としても知られており、そのリーダーシップのもと愛桜会はさらなる成長を遂げました。しかし、2014年に彼は暴力団関係者であることを隠したままレンタカーを借りていた事実が発覚し、詐欺容疑で逮捕されるという事態に見舞われました。さらに、2015年11月15日、菱田は自宅で頭から血を流して亡くなっているのが発見され、これは彼に恨みを抱いていた元愛桜会の組員による犯行であることが後に判明しました。この事件は当組織に大きな衝撃を与えました。後に、犯人は2017年に逮捕され、2018年には懲役15年の判決を受けています。

歴代の会長

愛桜会の歴代会長は以下の通りです：

• - 初代：橋本達男
• - 二代目：菱田達之（2015年死去）
• - 三代目：杉山志津雄（本名：杉山静夫）

愛桜会の現状

現在、愛桜会は日本の暴力団排除法や各種施策によって厳しい状況に直面していますが、地域の歴史や文化に深く根差した存在でもあります。一方で、暴力団との関わりが問題視されているため、さらなる解体や規制が進む可能性があるのも否めません。愛桜会の今後の動向には、注視が必要です。

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