愛知県立名古屋聾学校

愛知県立名古屋聾学校は、愛知県名古屋市千種区に所在する公立の聾学校です。聴覚に障がいのある生徒に対して、教育を提供しています。

沿革

本校は、1901年（明治34年）4月、名古屋市中区において私立名古屋盲学校としてその歴史をスタートさせました。同年11月には私立名古屋盲唖学校へと改称し、盲教育と聾教育を合わせて行う学校となりました。

その後、1932年（昭和7年）4月には愛知県に移管され、県立の盲唖学校として新たな歩みを進めます。翌1933年（昭和8年）4月には、盲教育部門と聾教育部門が分離され、愛知県立聾学校として聴覚障がい教育に特化した学校となりました。第二次世界大戦後の1948年（昭和23年）11月には、現在の校名である愛知県立名古屋聾学校に改称されています。

学校の規模拡大に伴い、1958年（昭和33年）には幼稚部と小学部が千種分校に移転しました。そして、1964年（昭和39年）にこの千種分校が愛知県立千種聾学校として独立し、現在に至る体制が確立されました。近年では、教育内容の充実が図られており、2022年（令和4年）4月には高等部本科に生活デザイン科、インテリア科、機械制御科といった新たな専門学科が設置される予定となっています。

設置学部

現在、愛知県立名古屋聾学校には中学部と高等部が設置されています。高等部には、一般の学科に相当する本科と、より高度な専門性を深めるための専攻科が設けられています。かつて存在した幼稚部および小学部は、前述の通り愛知県立千種聾学校として分離独立しています。

主な出身者

本校からは、様々な分野で活躍する人材を輩出しています。主な出身者としては、映画監督として知られる今村彩子氏（中学部卒業）や、女優の忍足亜希子氏（中学部出身）などが挙げられます。

アクセス

愛知県立名古屋聾学校へのアクセスは、公共交通機関を利用するのが便利です。

バスの場合: 名古屋駅から名古屋市営バスの基幹2系統（猪高車庫行き）に乗車し、「希望ヶ丘4丁目」停留所で下車します。停留所からは徒歩で約5分程度の距離です。
地下鉄の場合: 名古屋市営地下鉄名城線の自由ヶ丘駅を利用することもできます。自由ヶ丘駅からは徒歩で約15分程度です。

関連項目

愛知県特別支援学校一覧
愛知県立千種聾学校

詳細については、愛知県立名古屋聾学校の公式サイトをご確認ください。

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