愛知県道374号長沢国府線

愛知県道374号長沢国府線

愛知県道374号長沢国府線は、愛知県豊川市長沢町を起点とし、同市国府町に至る全長約6.8kmの県道です。そのほとんどが旧東海道のルートに沿っており、歴史と文化を感じさせる道となっています。

概要

この県道の大きな特徴は、かつての東海道の宿場町、御油宿と赤坂宿の中心部を通過することです。そのため、沿道には歴史を感じさせる古い民家が数多く残っています。特に、御油宿と赤坂宿の間には、有名な御油の松並木があり、多くの観光客が訪れます。この松並木付近は、ウォーキングコースとして整備されており、気軽に歴史散策を楽しむことができます。

しかし、道幅はほぼ全線にわたり1車線（豊川市御油町内の一部区間のみ2車線）と狭く、特に御油町と赤坂町の間の区間は道幅が非常に狭くなっています。通行の際には注意が必要です。

路線データ

起点：愛知県豊川市長沢町（関屋交差点）
終点：愛知県豊川市国府町（国府町藪下交差点）
延長：約6.8km

歴史

1959年12月15日：認定

交通規制

全線にわたり、大型自動車等の通行が禁止されています（マイクロバスを除く）。また、駐車も禁止されています。

通行上の注意

強風時には、御油の松並木区間において、安全確保のため愛知県東三河建設事務所による通行止めの措置がとられることがあります。倒木にも注意が必要です。

周辺の地理

国道1号から脇道に入り、しばらく進むと、宮路山の近くを走ります。赤坂宿に入り、御油の松並木を抜けると御油宿に到着します。その後、イチビキの工場を横目に豊川市御油町を過ぎ、豊川市国府町に入ると、毎年2月に国府の市が開かれる国府商店街を通過します。国府郵便局周辺には、倉のような建物が多く見られます。国府商店街を抜けると、すぐに終点の交差点に到着します。

通過する自治体

愛知県
豊川市

接続する道路

国道1号（関屋交差点）
愛知県道73号長沢蒲郡線（旧道、豊川市長沢町山口）
愛知県道332号大代赤坂線（赤坂紅里交差点）
愛知県道368号豊川蒲郡線（行力交差点）
愛知県道375号前芝国府停車場線（新栄町2丁目交差点から国府商店街の中間地点「流霞」まで重複）
国道1号（国府町藪下交差点）

別名

旧東海道（豊川市）

関連項目

愛知県の県道一覧
* 愛知県道496号白鳥豊橋線：旧東海道の豊川市 - 豊橋市区間。

愛知県道374号長沢国府線は、歴史的な宿場町の風情を感じながら、気軽にウォーキングを楽しめる道です。ただし、道幅が狭い箇所や交通規制もあるため、通行の際には十分注意してください。

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