愛西市図書館
愛西市図書館は、
愛知県愛西市にある
公共図書館の総称です。
愛西市中央図書館と愛西市佐織図書館の2館で構成されています。
概要
愛西市図書館は、市民の学習や情報収集を支援する重要な施設です。2017年度には中央図書館に
指定管理者制度が導入され、NPO法人まちづくり津島が運営を行っています。一方、佐織図書館は市による直営です。
2017年度の図書館費は59,329,000円、資料購入費などの備品購入費は9,679,000円でした。2016年度末の蔵書数は217,336点、貸出点数は247,315点でした。愛西市の人口が63,932人であるため、住民1人あたりの貸出冊数は3.9冊になります。
歴史
愛西市発足以前
1966年(昭和41年)11月 - 佐屋町立杉野図書館が設立。
1975年(昭和50年)4月 - 立田村総合体育館内に図書室が設置。
1985年(昭和60年)1月23日 - 佐織町中央公民館に図書室が開設。
1994年(平成6年)11月 - 佐屋町立杉野図書館が閉館。
1995年(平成7年)3月 - 佐屋町立図書館が開館。
2000年(平成12年)12月 - 海部郡と
津島市在住者にも館外貸出を開始。
2005年(平成17年)2月 - 佐屋町立図書館内に森文庫を開設。
愛西市発足後
2005年(平成17年)4月 - 愛西市成立に伴い、佐屋町立図書館が
愛西市中央図書館、佐織図書室が愛西市佐織図書館、立田図書室が愛西市立田図書館となる。
2006年(平成18年)11月 - 3館の図書館システムを統合。
2010年(平成22年)9月 -
稲沢市在住者にも館外貸出を開始。
2017年(平成29年)4月1日 - 中央図書館に指定管理者制度を導入。指定管理者はNPO法人「まちづくり津島」。
2020年(令和2年)4月1日 - 中央図書館、指定管理2期目。
指定管理者はNPO法人「まちづくり津島」。
2021年(令和3年)2月 - 移動図書館車両の運行を開始。
2021年(令和3年)3月31日 - 立田図書館を廃止。
各館の紹介
中央図書館
愛西市中央図書館は、
名鉄尾西線日比野駅から徒歩15分の場所にあります。図書館の中央機能を担い、1995年(平成7年)3月1日に開館しました。建物は鉄筋コンクリート造2階建てで、延床面積は2,012.00m²です。
蔵書は図書14万冊、CD2,600点、DVD1,000点、新聞9紙、雑誌82誌を備えています。1階には児童コーナー、おはなし室、DVD/CD視聴コーナー、郷土資料室があり、2階には一般コーナー、学習室が設置されています。蔵書収容能力は10万冊で、開架が7万冊、閉架書庫が3万冊です。
佐織図書館
愛西市佐織図書館は、
名鉄津島線藤浪駅から徒歩7分の愛西市佐織公民館の2階にあります。1985年(昭和60年)1月23日に
佐織町中央公民館図書室として開館し、2005年(平成17年)4月に愛西市佐織図書館となりました。
蔵書は図書45,000冊、CD800点、DVD200点、新聞7紙、雑誌24誌を備えています。一般利用者向けの書架のほか、児童コーナーとおはなし室があります。開館と同時にコンピュータによる蔵書管理を導入し、海部津島地方で初の事例となりました。
立田図書館(廃止)
愛西市立田図書館は、愛西市立田体育館の2階にありました。蔵書は17,000冊でした。1975年(昭和50年)4月に立田村総合体育館図書室として開館し、2005年(平成17年)4月に愛西市立田図書館となりました。2021年(令和3年)3月31日をもって廃止されました。
サービス
利用案内
図書館の入館や利用は誰でも可能ですが、館外貸出には利用者カードが必要です。カードは愛西市在住・在勤・在学者、および近接自治体(
津島市、
弥富市、
あま市、
稲沢市、海部郡)在住者に発行されます。
館外貸出
館外貸出は、15日以内(現在コロナ禍で21日以内)、資料10点以内(視聴覚資料は3点以内)です。返却はどの図書館でも可能です。書籍は、
名古屋鉄道津島駅構内の図書返却ポストにも返却できます。市外に返却ポストを設置するのは珍しい事例です。
開館時間
中央図書館は9時から18時まで、佐織図書館は9時から17時まで開館しています(コロナ禍により変更あり、公式サイト要確認)。休館日は、毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始です。毎月第2木曜日は館内整理日です(公式サイト要確認)。
脚注
参考文献
佐織町史編さん委員会・
佐織町史調査編集委員会 編『
佐織町史 通史編』
佐織町役場、1989年。
立田村史編さん委員会 編『新編立田村史 通史』立田村、1996年。
愛西市中央図書館『平成28年度実績報告 図書館年報』
愛西市中央図書館、2017年。
関連項目
愛知県の図書館一覧
外部リンク
公式ウェブサイト