慶應義塾大学SFC研究所

慶應義塾大学SFC研究所について

慶應義塾大学SFC研究所（Keio Research Institute at SFC, KRIS）は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス内に設置された、環境情報学部、総合政策学部、看護医療学部の3学部と、政策・メディア研究科、健康マネジメント研究科の2研究科に附属する研究所です。略称はKRISです。

研究の特色

SFC研究所は、学際的なアプローチを重視し、様々な分野の研究者が協力して研究活動に取り組んでいます。国内外の関連機関との連携を密に行い、社会の発展に貢献することを目標としています。特に、産官学連携を推進しており、企業や政府機関と協力した研究プロジェクトを多数実施しています。

研究分野

SFC研究所では、以下の様な多岐にわたる分野の研究が行われています。

キャリア・リソース・ラボ
インターネット・リサーチ・ラボ
ジオ・インフォマティクス・ラボ
システムバイオロジー・ラボ
Auto-ID ラボ
ユビキタスコンピューティング＆コミュニケーション・ラボ
プラットフォームデザイン・ラボ
ヘルスケア・インフォマティクス・リサーチ・ラボ
ケータイ・ラボ
インタラクションデザイン・ラボ
地域協働・ラボ
オープン無線プラットフォーム・ラボ
アジア政策・ラボ
見える化・ラボ
次世代 Web応用技術・ラボ
アグリインフォマティックス・ラボ
電子自治体開発研究・ラボ
日本研究プラットフォーム・ラボ
インターネットと社会・ラボ
湘南音楽音響・ラボ

これらの研究室では、情報技術、環境問題、地域社会、健康問題など、現代社会が抱える様々な課題に取り組んでいます。

World Wide Web Consortium (W3C) アジア拠点

SFC研究所は、World Wide Webで使用される技術の標準化を行う国際的な団体であるWorld Wide Web Consortium (W3C) のアジア拠点として、重要な役割を担っています。マサチューセッツ工科大学 (MIT)、欧州研究コンソーシアム (ERCIM)、北京航空航天大学と共にW3Cを運営し、アジア圏における標準化活動を推進しています。この活動は、環境情報学部教授で「日本のインターネットの父」とも呼ばれる村井純先生が中心となって行われています。

湘南みらい都市研究機構

2020年12月、SFC研究所は近隣の5市町（藤沢市、鎌倉市、茅ヶ崎市、逗子市、寒川町）と共同で「湘南みらい都市研究機構」を設立しました。このコンソーシアムは、産学官や金融機関と協力し、先端技術や知識を活用して地域を発展させ、人材育成を行うことを目指しています。「湘南発のより豊かな未来都市づくり」を主導し、地域社会の活性化に貢献しています。

研究者の受け入れ

SFC研究所では、無給の研究員を「上席所員」または「所員」として受け入れています。上席所員は修士号取得者、所員は学部卒業者が対象です。SFCの常勤教員の承認と年間登録料5万円の支払いが必要となります。

関連人物・組織

産官学連携: SFC研究所は、産官学連携を積極的に推進しています。
國領二郎: 慶應義塾大学の教員で、SFC研究所にも関わっています。
金子郁容: 慶應義塾大学の教員で、SFC研究所にも関わっています。
ティム・バーナーズ＝リー: World Wide Webの創始者で、W3Cとも関係があります。
Advanced Publishing Laboratory: SFC研究所内の研究室の一つです。

外部リンク

慶應義塾大学SFC研究所
* 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス

SFC研究所は、これらの活動を通じて、学術研究の発展と社会への貢献を目指しています。

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