成嶋瞳子

成嶋瞳子：着実にキャリアを積み重ねる実力派女優

成嶋瞳子（なるしま とうこ）は、1973年2月19日生まれの日本の女優です。山口県出身。大学時代は演劇を専攻し、卒業後はプロダクションに所属していましたが、当初はエキストラとしての活動が中心でした。

転機が訪れたのは2013年。派遣社員として働いていた際に、映画監督の橋口亮輔氏に見出され、彼の作品『ゼンタイ』のエピソード「レジ店員」に出演します。これが彼女のキャリアにおける重要な一歩となりました。

続く2015年には、再び橋口監督作品である『恋人たち』に出演。この作品で演じた、夫や義母との関係に悩む主婦・瞳子役は高く評価され、第30回高崎映画祭で優秀新進俳優賞を受賞。この受賞は、成嶋さんの演技力と存在感を広く知らしめることとなりました。

その後も、数々の映画やテレビドラマに精力的に出演。NHKの時代劇や、WOWOW、BSプレミアムなどのドラマ作品で、様々な役柄を演じています。2021年にはWOWOWのドラマ『さまよう刃』やTELASA・J:COMオンデマンドのドラマ『初情事まであと1時間』など、話題作への出演も果たしました。2023年にはWOWOWのドラマ『ああ、ラブホテル〜秘密〜』に出演するなど、活躍の幅を広げています。

映画作品においても、幅広いジャンルで活躍。インディペンデント映画から大手映画会社製作の商業作品まで、その演技力は高く評価されています。出演作品には、『ゼンタイ』、『恋人たち』、『サニー/32|サニー_32』、『22年目の告白-私が殺人犯です-』、『きらきら眼鏡』、『閉鎖病棟-それぞれの朝-』など、多くの話題作が含まれます。

CM出演も積極的に行っており、ラジオCMからローカルCMまで、その活動は多岐に渡っています。

成嶋瞳子の特技は英会話、趣味は語学と散歩。これらの多様な経験と豊かな感性が、彼女の演技に深みを与えていると言えるでしょう。エキストラからスタートし、着実にキャリアを積み重ね、実力派女優として確固たる地位を築き上げた成嶋瞳子。今後の活躍からも目が離せません。

主な出演作品

テレビドラマ

双子探偵（1999年、NHK教育）
怪談新耳袋 百物語 第百六話「帰宅」（2010年5月2日、BS-TBS）
コールドケース 〜真実の扉〜 第4話（2016年11月12日、WOWOW）
山本周五郎時代劇 武士の魂 第九話「野分」（2017年8月8日、BSジャパン）
我が家の問題 第3回「初めての里帰りに悩む妻」（2018年2月18日、NHK BSプレミアム）
満願 最終夜「満願」（2018年8月16日、NHK総合）
さまよう刃（2021年5月 - 6月、WOWOW）
初情事まであと1時間 第十二話「ずっくん」（2021年9月11日、TELASA・J:COMオンデマンド）
ああ、ラブホテル 〜秘密〜 第6話「十八番」（2023年6月23日、WOWOW）

映画

プラスワンvol. 3「鶴園家のめまい」（2010年7月3日、アプレ）
ゼンタイ（2013年8月31日、テンカラット）
恋人たち（2015年11月14日、松竹ブロードキャスティング、アーク・フィルムズ）
サニー/32|サニー_32（2017年2月17日、日活）
22年目の告白-私が殺人犯です-（2017年6月10日、ワーナー・ブラザース映画）
きらきら眼鏡（2018年9月15日、S・D・P）
恋のしずく（2018年10月20日、ブロードメディア・スタジオ）
閉鎖病棟-それぞれの朝- （2019年11月1日、東映）
ある殺人、落葉のころに（2021年2月20日、イハフィルムズ）
ホムンクルス（2021年4月2日、エイベックス・ピクチャーズ）
さガス（2022年1月21日、アスミック・エース）
絆のものがたり　心と心を結ぶもの（2023年10月20日、吉本興業）

CM

ECCコンピュータ専門学校（ラジオCM）
ポッキー（ラジオCM）
パチンココンコルド（静岡ローカル）

受賞歴

* 2016年 第30回高崎映画祭 最優秀新人女優賞（『恋人たち』）

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