我が家に地デジがやってきた

我が家に地デジがやってきた

「我が家に地デジがやってきた」は、2006年6月1日に北海道で地上デジタルテレビ放送が開始されたことを記念して制作された特別番組です。この番組は、NHKと北海道内の民放5局、すなわちHBC北海道放送、STV札幌テレビ放送、HTB北海道テレビ、uhb北海道文化放送、TVhテレビ北海道が共同で制作し、当日は10:00から10:50までの間に6局が同時に生放送を行いました。なお、NHKは10:05からの放送を行い、民放各社は10:30までに放送を終了させました。この番組は、TVhの開局前に放送された他の特番「おおーい北海道」とは異なり、NHKを含む全6局による合同放送という初めての試みでした。

番組は札幌のロイトン札幌3階にあるロイトンホールから生中継され、北海道内の各テレビ放送局のアナウンサーたちからなる『デジタル宣隊★アナレンジャー』がメインキャストを務めました。このチームには、NHKの礒野佑子、HBCの山田泰子、STVの高山幸代、HTBの森さやか、uhbの加藤寛、TVhの大藤晋司が参加し、地上デジタル放送の開始を祝いながら進行役を果たしました。放送が始まると、6局の代表者がスイッチを押し、正式に地上デジタルの放送がスタートしました。その後、「地デジの魅力」を視聴者に伝えるためのPRが行われました。

番組中は、NHKが断続的に地デジに関連する情報をCMの時間中に放送しましたが、STVのデジタル放送においては送信機器の不具合のため、数分間の放送中断が発生しました。しかし、その中断にもかかわらず、番組は無事に進行され、各局から寄せられたメッセージは視聴者に届きました。

また、番組の最後には、6局のマスコットたちも集まり、地デジ放送の開始を共に祝いました。これらのマスコットたちは、各局のキャラクターであり、地域に密着した普及活動も行っています。たとえば、NHKの「どーもくん」、HBCの「もんすけ」、STVの「スピカちゃん」、HTBの「onちゃん」、uhbの「みちゅバチ」、TVhの「らっぴぃ」などがその代表です。

この特別番組の実施は、北海道における地上デジタル放送への移行を円滑に進めるための重要な一歩となり、その後も各局は連携を取り合いながら地デジの普及活動を続けています。関連して、地デジの普及を目的とした特集や番組、キャンペーンなども多数行われており、「地デジひろがる北海道特集」やNHKと民放との共同ラジオキャンペーン「キタラジ」、また「One Hokkaido Project」のような取り組みも進められています。これらは全て、地上デジタル放送の理解と普及を促進することを目的としています。

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