戸田記念墓地公園

戸田記念墓地公園とは

戸田記念墓地公園は、北海道石狩市厚田区に広がる広大な敷地を持つ墓地公園です。この公園は、宗教法人創価学会によって設けられ、管理・運営されています。1977年に開園したこの施設は、創価学会が初めて整備した墓地公園であり、同会にとって歴史的な意義を持つ場所となっています。

名称の由来と通称

公園の名称である「戸田記念」は、創価学会の第二代会長を務めた戸田城聖氏にちなんで名付けられました。戸田氏は幼少期の多感な時期を、この公園が位置する現在の石狩市厚田区（当時の厚田村）で過ごしました。そのゆかりの地に、戸田氏を記念する意味合いを込めて公園名が定められたものです。
地元の人々や関係者の間では、所在地である厚田区にちなんで、「厚田墓園」という通称で呼ばれることも多くあります。

石狩有数の桜の名所

戸田記念墓地公園は、その美しい景観でも知られています。特に春には、園内に植えられた約8000本ものソメイヨシノが一斉に開花し、公園全体が桜色に染まります。この見事な桜並木は、石狩市内でも有数の桜の名所として名高く、開花時期には多くの花見客や参拝者が訪れ、賑わいます。

利用案内

公園の開園時間や休園日は、季節によって異なります。

開園時間:
4月1日 - 11月30日：午前9時から午後5時まで（ただし、入園は午後4時まで）
12月1日 - 3月31日：午前10時から午後4時まで
休園日:
毎週火曜日（ただし、お盆やお彼岸、祝日と重なる場合は開園します）
年末年始の休園期間:
毎年12月28日から翌年1月4日まで

公園を訪れる際は、これらの時間や休園日を確認しておくことが推奨されます。

施設

園内には、遺骨を収蔵するための納骨施設が併設されています。「戸田常楽納骨堂」と呼ばれるこの施設では、納骨を骨壺に収めた状態のまま、永久に収蔵することが可能です。納骨に関する管理は、公園の管理者が責任を持って行っています。

アクセス方法

戸田記念墓地公園へのアクセスは、時期によって公共交通機関の利用方法が変わります。

臨時バス:
ゴールデンウィークの桜観賞期間やお盆期間中には、北海道中央バス（石狩営業所運行）による臨時バスが、札幌ターミナルから直接公園まで運行されます。この期間に訪問する際には、この臨時バスが最も便利な交通手段となります。
路線バス:
* 臨時バスが運行されない期間に公共交通機関を利用する場合、国道231号線沿いを走る札厚線の「戸田墓園入口」バス停が最寄りとなります。このバス停から公園までは、一定の距離があるため徒歩での移動が必要です。

自家用車で訪れる場合は、敷地内に駐車場が完備されています。

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