所印の車はえらい

『所印の車はえらい』について

『所印の車はえらい』（まるとこじるしのくるまはえらい）は、1990年4月から1992年3月までTBSで放送されていた深夜番組です。番組の中では、車やバイクをテーマに様々な企画が展開され、所ジョージが司会を務めました。番組名の正式表記は、「所」の部分が丸囲み文字で表記されています。

番組の内容と進行

毎週決まったテーマに沿って多彩な車種が紹介され、ゲストを招いてのトークが行われました。所が各車種について解説し、時には参加者へのインタビューも交えながら進行します。取り上げる車は新旧のアメリカ車やカスタムカーが中心で、視聴者からの参加を募る企画も数多く実施されました。視聴者に喜ばれたのは、販売権が与えられるコーナーや、購入を決定する「車お見立て大会」でした。

参加型企画の多様性

この番組は多方面からの参加が可能で、「0-200m大会」や「ジムカーナ大会」など、車の速さを競う企画が人気を博しました。また、「外車娘」では外車を持つ女性たちが自車を紹介し、「彼女募集」企画では無職の男が愛車を紹介しながら恋人を募るというユニークな試みもありました。

このように、番組はただの自動車紹介に留まらず、エンターテイメント性を追求した楽しさが詰まっていました。

番組内のエピソード

エピソードの中でも特に印象深いエピソードがいくつかあります。例えば、0-200m大会でマツダ・シャンテが次々と車を抜いていく場面があり、所はその軽自動車がアメリカンマッスルカーに勝つことを冗談交じりに嫌っていましたが、その実力を評価せざるを得なかったのです。また、アルファロメオ・SZを試乗した際には、「俺はアルファ好きではないがこれは良い」と評価しながらも、その独特なデザインには一言物申す場面が印象的でした。

特別なゲストとユニークなシーン

特別なゲストとして竹中夏海が家族と共に出演した際、彼女はまだ幼かったため「目の前にいる所さんが偽者ではないか」と疑い、親戚から笑われるというエピソードもあります。また、バレンタインデー大会には加藤鷹が参加し、わずか1秒のアピールタイムで「好きなタイプはきんさんぎんさん」とのユニークな発言をしました。

番組の制作とスタッフ

この番組は、IVSテレビ制作によって制作され、オールロケ収録で行われたことが特徴です。多くのスタッフが関わっており、音響技師や編集者など、各方面からのプロフェッショナルが集まりました。

まとめ

『所印の車はえらい』は、ただの自動車番組としてではなく、エンターテイメントや視聴者参加型の企画が魅力のバラエティ番組として、多くの人々に愛された番組でした。そのユーモアや多様性は、今なお多くの人々に記憶されています。

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