手紙 (ケツメイシの曲)

ケツメイシ「手紙」

「手紙」は、ケツメイシが2002年にリリースしたメジャー3枚目、通算6枚目のシングルです。この楽曲は、「手紙」という普遍的なテーマを基に、過去、現在、未来という三つの異なる視点から描かれています。この構成が、聴く人に多様な感情と情景を想起させる、独特な魅力を生み出しています。

楽曲構成

「手紙」は、以下の三つのパートで構成されています。

1. 手紙～未来～：
このパートは、楽曲のメインとなる部分であり、歌詞が付いています。未来への希望や期待が込められた、力強いメッセージが特徴です。
『スペースシャワーTV』の2001年11月度POWER PUSH!にも選出されました。

2. 手紙～現在～：
このパートはインストゥルメンタルであり、歌詞は存在しません。しかし、そのメロディーは聴く人の心に深く響き、感情を揺さぶります。
後にリリースされたアルバム『ケツノポリス2』には、このパートに歌詞が加えられたバージョンが収録されています。

3. 手紙～過去～：
このパートにも歌詞があり、過去を振り返りながら、大切な人への想いを綴っています。懐かしさや切なさを感じさせるメロディーが印象的です。
タサツのメンバーであるNAMと369がこのパートに参加しており、楽曲に深みを与えています。

ミュージックビデオ

「手紙」のミュージックビデオ（MV）は、横山大平が監督を務めました。通常バージョンでは「未来」のみが収録されていますが、『スペースシャワーTV』限定で制作された「手紙（完全版）」では、過去、現在、未来の全てが組み合わさった、特別な映像作品を楽しむことができます。この完全版は、楽曲の世界観をより深く理解する上で不可欠な要素となっています。

ダイノジ大谷ノブ彦との交流

この楽曲にまつわるエピソードとして、お笑いコンビ・ダイノジの大谷ノブ彦が、ケツメイシの公式掲示板に「手紙」の感想を書き込んだことがきっかけで、メンバーとの交流が始まったというものがあります。この交流は、後のケツメイシのミュージックビデオ「涙」への大谷の出演に繋がりました。このエピソードからも、「手紙」が多くの人に愛され、様々な形で影響を与えていることがわかります。

楽曲情報

作詞・作曲：ケツメイシ
編曲：ケツメイシ、YANAGIMAN

収録曲

1. 手紙～未来～ (6:18)
2. 手紙～現在～ (1:45)
3. 手紙～過去～ (5:28)

「手紙」は、ケツメイシの音楽性や世界観を象徴する楽曲の一つとして、今もなお多くのファンに愛され続けています。過去、現在、未来という時間の流れの中で、普遍的な「手紙」というテーマを表現したこの楽曲は、聴く人の心に深く響き、忘れられない感動を与えてくれるでしょう。

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