払方町

払方町（はらいかたまち）

概要

払方町は、東京都新宿区の北東部に位置する町名です。新宿区の牛込地域に属し、住居表示は未実施で、丁目を持たない単独の町名として存在します。町域の北東部は若宮町、東部は市谷砂土原町、南部は市谷鷹匠町、西部は納戸町、そして北西部は南町とそれぞれ接しています。町内には牛込中央通りが通っています。

歴史

江戸時代、払方町は隣接する市谷砂土原町や市谷船河原町と共に、大名屋敷が建ち並ぶ地域でした。特に、幕府の財務に関わる役職者の居住地として知られ、北は納戸町、南は牛込見附、東は神楽坂若宮町、西は市ヶ谷に囲まれた地域でした。見附に近い高台という地理的な特性から、明治時代以降も高級な住宅地としての性格を維持していました。

世帯数と人口

2023年1月1日時点での東京都の発表によると、払方町の世帯数は534世帯、人口は1,014人です。

学区

新宿区立の小中学校に通う場合、学区は以下の通りです（2018年8月時点）。

小学校: 新宿区立愛日小学校
中学校: 新宿区立牛込第三中学校

事業所

2021年経済センサス調査によると、払方町には22の事業所が存在し、従業員数は490人です。

主な企業・施設

新学社 東京支社
牛込払方町教会

著名な住民

津雲国利（衆議院議員、拓務政務次官）
穂積陳重（法学者）：1200坪の敷地に330坪の邸宅を構えていました。

その他

郵便番号: 162-0841（集配局：牛込郵便局）

参考文献

東京探偵社編『東京紳士録 昭和39年版』東京探偵社、1964年。

外部リンク

* 新宿区

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