抜林駅

抜林駅（ばつりんえき／バーリンえき）

台湾南部の台南市官田区に位置する抜林駅は、台湾鉄路管理局（TRA）縦貫線に属する駅です。この駅は、区間車のみが停車する簡易駅として運営されています。特筆すべきは、駅の台湾語放送で、この地のかつての名称である「抜仔林（パッアーラム）」の発音を採用している点です。この「抜仔」とは、グアバを意味する言葉です。

歴史

抜林駅の歴史は、台湾の鉄道黎明期にまで遡ります。

1901年12月16日: 台湾総督府鉄道により、「抜仔林乗降場」として開業。
1902年6月1日: 「抜仔林停車場」に改称。
1905年5月16日: 一時廃止。
1972年11月3日: 「抜林駅」として再開業。当初は無人駅（招呼站）としてのスタートでした。
1989年: 簡易駅に変更され、時間帯によっては駅員が改札業務を行うようになりました。
2008年12月25日: 招呼站に降格。

駅構造

抜林駅は、相対式ホーム2面を有する地上駅です。駅舎は、台84線（東西向快速公路）の高架下に位置するという特徴的な構造をしています。

また、曽文渓橋の改築工事に伴い、南岸の線路が高架化されました。これにより、周辺の3つの踏切が廃止され、安全性と交通の円滑化に貢献しています。

利用状況

抜林駅の利用状況は、年によって変動が見られます。詳細は以下の通りです。

(年別利用推移データは、提供された情報には含まれていないため、省略します。)

駅周辺

抜林駅の周辺には、以下のような施設や自然があります。

曽文渓: 駅の近くを流れる大きな河川です。
台鉄曽文渓橋: 曽文渓に架かる鉄道橋です。
川文山: 駅の近くに見える山です。
台南市警察局麻豆分局拔林派出所: 地元の警察署の派出所です。

隣の駅

台湾鉄路管理局 縦貫線（南段）における抜林駅の隣の駅は以下の通りです。

北行: 隆田駅
南行: 善化駅

ギャラリー

(画像ギャラリーは、提供された情報には含まれていないため、省略します。)

脚注

(脚注は、提供された情報には含まれていないため、省略します。)

外部リンク

* 台湾鉄路管理局 - 駅と周辺情報>抜林 (中国語、日本語、英語、朝鮮語に対応)

抜林駅は、その歴史と地域性を感じさせる、台湾の鉄道を語る上で欠かせない駅の一つです。

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