探偵レミントン・スティール

探偵レミントン・スティール

『探偵レミントン・スティール』は、アメリカ発のコメディとミステリが融合したテレビドラマで、MTMエンタープライゼスが制作し、NBCで1982年から1987年まで放送されました。全92回、5シーズンにわたり、多くの視聴者を魅了しました。主演はピアース・ブロスナンで、彼のキャリアにおいて大きな転機となった作品でもあります。さらに、テーマ音楽は著名な作曲家ヘンリー・マンシーニが担当しており、その印象的なメロディが作品を一層引き立てています。

日本では1987年から日本テレビで放送され、岡江久美子が吹替とオープニングナレーションを担当しました。これにより、日本の視聴者にも深く根付いた作品となりました。

あらすじ

物語は、ロサンゼルスで探偵事務所を開いたローラ・ホルトに焦点が当たります。彼女は念願の独立した探偵としての未来を夢見て事務所を立ち上げましたが、依頼がなかなか来ず、寂しい日々が続いていました。そこで、彼女は架空の探偵「レミントン・スティール」を作り上げ、このキャラクターを利用することにしました。その結果、突然事務所は繁盛し、多くの依頼が舞い込むようになります。

しかし、事務所が軌道に乗り始めたある日、「本物のレミントン・スティール」を自称するハンサムな男が現れ、事務所に居座ってしまいます。この男は素性が謎で、ローラは初めは戸惑いますが、徐々に彼に惹かれていき、彼を探偵パートナーに迎えることに決めます。彼らは軽妙なコンビとして、難事件に挑みながら様々な冒険を繰り広げることになります。

キャスト

• - レミントン・スティール：ピアース・ブロスナン（吹替：神谷明／関俊彦（第3シーズン～））
• - ローラ・ホルト：ステファニー・ジンバリスト（吹替：岡江久美子／井上喜久子（第3シーズン～））
• - ミルドレッド（第2シーズン～）：ドリス・ロバーツ（吹替：高橋和枝／竹口安芸子（第3シーズン～））
• - マーフィー・マイケルズ（第1シーズンのみ）：ジェームズ・リード（吹替：喜多川拓郎）
• - バニース・フォックス（第1シーズンのみ）：ジャネット・ドメイ（吹替：高橋ひろ子）

リメイク計画

2013年には本作のリメイクが計画されていました。この計画では、ローラとレミントンの娘であるオリヴィア・ホルトが、レミントン・スティール探偵事務所を再開するという新たな設定で制作される予定でした。しかし、この企画は後に取り下げられました。

備考

ピアース・ブロスナンは本作の契約のため、『007 リビング・デイライツ』に出演できませんでしたが、その後『007 ゴールデンアイ』でボンド役を演じることになります。

『探偵レミントン・スティール』は、キャラクターの魅力とストーリー展開により、多くのファンに愛される作品として記憶されています。

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