播上英次郎

播上英次郎（はたがみ えいじろう）は、1912年1月17日に東京で生まれ、2000年3月13日に88歳で亡くなった日本の実業家です。彼はメディア業界において重要な役割を果たし、特に岡山放送の社長としての功績が知られています。

1935年に法政大学経済学部を卒業後、播上氏は1954年にニッポン放送に入社しました。その後、1958年にはフジテレビに移籍し、1961年にはサンケイ新聞大阪本社で販売局長に就任しました。この間、彼はメディア業界での経験を積み重ね、その手腕を発揮していきます。

1963年には広島テレビの取締役に就任し、1965年にはフジテレビ電波企画室長に任命されました。1969年にはサンケイ新聞専務大阪本社代表、大阪新聞社長、日本工業新聞専務といった要職を歴任。さらに1970年には関西テレビの取締役に、1973年には同社副社長に就任するなど、メディア業界における幅広い分野で活躍しました。

そして1980年、播上氏は岡山放送の社長に就任します。このポストで彼はその経営手腕を存分に発揮し、岡山放送の発展に大きく貢献しました。1988年に社長を退任するまで、そのリーダーシップで組織を牽引しました。

また、播上氏は業界団体においても重要な役割を果たしました。1982年から1984年まで、日本民間放送連盟の副会長を務め、業界全体の発展に尽力しました。これらの功績が認められ、1984年には勲三等旭日中綬章を受章しました。

播上英次郎は、その生涯を通じて日本のメディア業界の発展に大きく貢献した人物であり、その足跡は今日のメディア業界にも大きな影響を与えています。彼の卓越した経営手腕と業界への貢献は、多くの人々に記憶されるでしょう。

参考文献:
『現代物故者事典2000~2002』（日外アソシエーツ、2003）
『現代人名情報事典』（平凡社、1987）

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