教科外活動

教科外活動とは

教科外活動とは、小学校、中学校、高等学校などの教育機関において、教科の学習時間以外に、児童や生徒が自主的に行う様々な活動のことです。これらの活動は、子供たちの自主性や社会性を育む上で重要な役割を果たしています。

教科外活動の具体例

教科外活動には、以下のようなものが含まれます。

クラブ活動: スポーツ、文化、芸術など、共通の興味を持つ児童生徒が集まって行う活動。
清掃活動: 学校の環境美化を目的とした活動。
児童会・生徒会活動: 児童生徒による自治活動。
学校行事: 運動会、文化祭、遠足など、学校全体で行う行事。
総合的な学習の時間: 児童生徒が自ら課題を設定し、探究する学習活動。
特別活動: 学級活動、ホームルーム活動など、児童生徒の健全な育成を目的とした活動。

学習指導要領における教科外活動の位置づけ

学習指導要領では、教科外活動は以下のように位置づけられています。

小学校: 道徳、外国語活動、総合的な学習の時間、特別活動（学級活動、児童会活動、クラブ活動、学校行事）
中学校: 道徳、総合的な学習の時間、特別活動（学級活動、生徒会活動、学校行事）
高等学校: 総合的な探究の時間、特別活動（ホームルーム活動、生徒会活動、学校行事）

特別支援学校における教科外活動

特別支援学校では、教科外活動は「領域」という名称で呼ばれることがあります。特に、知的障害のある生徒に対しては、教科と領域を合わせた指導が行われることがあります。また、自立活動も教科外活動に含まれます。

教科外活動と特別活動の関係

かつて、教科外活動は教育課程の外にある活動でしたが、後に教育課程の一部として組み込まれました。これにより、教科外活動は「教科外課程」として、教育課程の二つの領域（各教科と教科外）を構成するようになりました。その後、「教科外活動」や「教科外課程」という名称の矛盾から、「特別活動」という名称に統一されました。

教科外活動の意義

教科外活動は、子供たちの学習意欲を高め、社会性や協調性を養う上で重要な役割を果たします。また、教科の学習では得られない知識や経験を積むことができます。さらに、子供たちが自ら考え、行動する力を育む上でも、教科外活動は欠かせないものとなっています。

関連用語

教科: 学校教育において、各教科の内容を体系的に学習する時間。
課外活動: 学校の教育課程外で行われる活動。
領域: 特別支援学校における教科外活動の名称。
* 教科・領域を合わせた指導: 特別支援学校において、教科と領域を組み合わせて行う指導。

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