敷戸団地

大分市敷戸団地：大分川の流れる台地の大規模住宅地

大分県大分市敷戸にある敷戸団地は、大分市中心部から南南東へ約6km、国道10号線沿いに位置する大規模な住宅団地です。大分川の支流である敷戸川と一の瀬川に挟まれた、傾斜のある台地上に広がっています。

開発の背景と経緯

敷戸団地の開発は、1959年から始まった大分臨海工業地帯の開発と、1964年の新産業都市指定による急激な人口増加に対応するため、1967年から1975年にかけて行われました。大分県開発公社が主体となり、約63万平方メートルもの広大な土地に、県営住宅901戸、市営住宅306戸、分譲住宅368戸、分譲宅地230戸を含む、約2,900戸の住宅が建設されました。

敷戸団地は、敷戸北町、敷戸西町、敷戸東町、敷戸南町、敷戸新町の5つの町名から構成されています。敷戸新町は最も新しい地区で、国道10号線に近接しています。この地区には市営住宅が多く、大分市立鴛野小学校の開校に伴い、同小学校区に指定されました。

生活環境と周辺環境

団地内には、1972年4月に開校した大分市立敷戸小学校があり、1978年には生徒数1400人を超える県内最大規模の小学校となりました。その後、1979年に大分市立鴛野小学校が分離し、近年の高齢化も影響して、現在は生徒数400人程度となっています。また、1987年2月22日にはJR九州豊肥本線敷戸駅が開業し、交通の利便性が向上しました。

敷戸団地の周辺には、星和台、芳河原台、敷戸台などの住宅地が開発されており、生活環境は比較的整備されています。商業施設としては、マルミヤストア敷戸店（旧サンライフ敷戸店）などがあり、日常生活に必要な買い物は比較的容易です。

人口と世帯数

2009年3月末現在の大分市統計によると、敷戸団地全体では、総世帯数2,729世帯、総人口7,002人でした。町丁別では、敷戸北町が553世帯1,363人、敷戸西町が420世帯961人、敷戸東町が654世帯1,564人、敷戸南町が250世帯561人、敷戸新町が775世帯2,003人となっています。

施設一覧

教育施設

大分市立敷戸小学校
大分市立敷戸幼稚園
敷戸ふない幼稚園
私立敷戸保育園

公共施設

大分敷戸団地郵便局

商業施設

マルミヤストア敷戸店

まとめ

敷戸団地は、計画的に開発された大規模住宅団地として、多くの住民が生活する地域です。周辺環境も整備され、交通アクセスも良好なことから、今後も多くの住民が生活する地域として発展していくことが期待されます。

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