文化部 (中華民国)

文化部（ぶんかぶ）は、中華民国（台湾）の行政院に属する行政機関であり、文化政策の策定と実施、伝統文化の振興を主な任務としています。

沿革

文化部の前身は、1967年11月10日に設立された「教育部文化局」です。その後、1981年11月11日に「行政院文化建設委員会」へと改組され、文化行政の中枢機関としての役割を担うようになりました。2012年5月21日には、省庁再編に伴い、現在の「文化部」として新たなスタートを切りました。

組織

文化部は、以下の組織で構成されています。

幹部
部長
次長（政務次長2名、常務次長1名）
主任秘書
参事
内部部局
文化政策や文化活動に関する様々な部署が設置されています。
所属機関（外局）
文化資産局：文化財の保護・管理を担当します。
影視と流行音楽産業局：映画、テレビ、音楽などの産業振興を担います。
所属機構
文化芸術の振興に関する様々な機構が設置されています。
相関法人機構
国家文化芸術基金（財団法人）：文化芸術活動への助成を行います。
国家舞台芸術センター（独立行政法人）：舞台芸術の振興を担います。
国家両庁院（二つのホール、シアターホールとコンサートホール）：芸術文化活動の拠点となる劇場施設です。
台中国家歌劇院：台中市にあるオペラハウスです。
衛武営国家芸術文化中心：高雄市にある芸術文化施設です。
国家映画センター（財団法人）：映画の保存・振興を担います。
在外機構
駐ニューヨーク・台北経済文化弁事処・台北文化センター
駐パリ・フランス代表処・台湾文化センター
台北駐日経済文化代表処・台北文化センター
駐香港経済文化弁事処・ニュース組

歴代の長

文化部及び前身の行政院文化建設委員会の歴代の長は、文化行政の発展に貢献してきました。

歴代行政院文化建設委員会主任委員
歴代の主任委員の名前が記録されています。
歴代文化部部長
歴代の部長の名前が記録されています。

関連項目

中華民国の政治：文化部は、中華民国の政治体制の中で重要な役割を担っています。
北郭園古蹟保護區（清代遺留台式園林聚落）：文化部の管轄下にある文化財の例です。

外部リンク

* 中華民国文化部：文化部の公式サイトです。

文化部は、文化政策の推進、文化遺産の保護、芸術文化の振興を通じて、中華民国の文化発展に大きく貢献しています。

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