文教大学女子短期大学部

文教大学女子短期大学部

文教大学女子短期大学部（英語: Bunkyo University Women's College）は、かつて神奈川県茅ヶ崎市行谷に本部を置いていた日本の私立短期大学です。1953年に立正学園女子短期大学として設立され、2012年にその歴史を閉じました。

概要

学校法人文教大学学園によって運営されていました。最盛期には5学科を擁していましたが、晩年は健康栄養学科のみとなり、2009年に学生募集を停止、2012年に廃止されました。跡地には、4年制大学である文教大学健康栄養学部健康栄養学科が設置されています。

建学の精神

「人間愛、立正精神」を建学の精神としていました。

教育と研究

文教大学の情報学部、国際学部、大学院情報学研究科、国際協力研究科が同じキャンパス内に存在したため、情報教育と国際教育に力を入れていました。特に、情報処理分野と語学教育に特色がありました。晩年は栄養士養成課程である健康栄養学科のみとなっていたため、実業教育の色彩が強くなっていました。

学風と特色

学校法人文教大学学園が設置する唯一の女子短期大学でした。系列の幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学、大学院は共学化されていますが、本短大のみ女子教育機関でした。ただし、同じ敷地内には男女共学の文教大学湘南校舎が併設されており、授業や課外活動での連携も行われていました。

沿革

1927年：立正裁縫女学校として創立
1953年：立正学園女子短期大学として開学（家政科を設置）
1962年：英語英文科、児童科第二部を増設
1963年：文芸科、栄養科を増設
1968年：立正女子大学短期大学部に改称
1976年：文教大学女子短期大学部に改称
1985年：全学科を神奈川県茅ヶ崎市に移転
2000年：全学科を改称（現代文化学科、英語コミュニケーション学科、健康栄養学科、ライフデザイン学科）
2009年：募集停止
2012年：廃止

学科

健康栄養学科

過去に存在した学科

ライフデザイン学科
現代文化学科
英語コミュニケーション学科
児童科第二部

学生生活

クラブ活動は男女混合で行われていました。体育系では弓道、乗馬、テニス、バドミントンなど、文化系では演劇、茶道、吹奏楽、ライブラリーなどがありました。学園祭は「聳塔会」と呼ばれ、大学と合同で開催されていました。

大学関係者と組織

同窓会組織として「芙蓉会」が存在しました。また、旧文芸科および現代文化学科の卒業生による「リテラの会」もありました。

主な出身者

清水ミチコ（タレント）
加納朋子（推理作家）
小桜舞子（演歌歌手）

施設

キャンパス内には「文教富士」と呼ばれる台形の石があり、学生の待ち合わせ場所として親しまれていました。また、2号館からは富士山を望むことができました。図書館は文教大学湘南校舎と共用で、約23万冊の蔵書がありました。

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