斎藤啓子

斎藤 啓子

人物概要

斎藤啓子（さいとう けいこ）は、日本の元女子プロレスラーであり、後に女優として活動した人物です。1977年（昭和52年）4月16日、新潟県北蒲原郡に生まれ、新潟県立五泉高等学校を卒業しました。体格は身長156cm、体重54kgで、血液型はB型です。

プロレスラーとしてのキャリア

斎藤啓子は、2002年10月13日、東京・北沢タウンホールで開催された試合でプロレスラーとして本格的に活動を開始しました。デビュー戦の相手はザ・ブラディーでした。

プロレスラーとしてのキャリアにおいて、所属団体は時期によって変遷しました。キャリア初期には吉本女子プロレスJd'に籍を置き、その後はJDスター女子プロレスを主戦場としました。JDスターには2002年から2004年にかけて所属し、中心選手の一人として活動しました。2004年には一時的にフリーランスとして活動する期間がありましたが、2005年には再びJDスターに所属しています。

プロレスラーとしての主要な試合や戦歴としては、2004年4月17日に全日本女子プロレスのリングで行われた全日本シングル王座への挑戦が挙げられます。東京・お台場メディアージュ・スタジオドリームメーカーでの対戦相手は当時の王者、前村早紀でしたが、この試合では惜しくも王座獲得には至りませんでした。

一方、2005年6月26日には、DDTプロレスリングが認定するユニークなタイトルとして知られるアイアンマンヘビーメタル級王座（第182代）を獲得するという実績を残しています。

得意技としてはDDTを使用しており、その技名を自身のリングネームに冠するほどでした。入場テーマ曲には、アメリカのロックバンドであるリンキン・パークの楽曲「Crawling」を使用していました。

プロレスラーとしての活動は、2005年9月17日をもって終了し、約3年間のキャリアに区切りをつけました。

女優としての活動

プロレスラー引退後、斎藤啓子は女優へと転身し、新たな表現の場を見出しました。演劇活動を中心に活動を展開し、劇団TRAPPERには2007年から2008年にかけて参加、また真夏座には2008年から2009年にかけて参加し、女優としての経験を積みました。

現在はI&Iファクトリーに所属し、舞台を中心に活動しています。女優としての出演作品は多数に上ります。劇団TRAPPERの本公演においては、「新木場☆ストアーハウス」、「ボーダー～あの空の向こうとこっち～」、「港崎遊郭」、「SO LA LA LA～僕の空には虹がある～」、「BLUE SKY GRACE」、「ヴービー（第10回本公演）」などに出演しました。

また、TRAPPERの企画公演にも積極的に参加しており、「天使の種～小さな幸せ、お届けします～」（都電公演）や、「どうも、コッセこういちです」（プレゼン公演）といった作品に出演しています。

演劇活動以外にも、かつてのプロレスラー時代の繋がりから、2013年3月4日に戸野広浩司記念劇場で開催されたJd&JDトークショーに参加するなど、多方面で活動を続けています。

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