ザ・ブラディー

ザ・ブラディー

日本の元女子プロレスラー。本名は渡辺直美（旧姓：加藤直美）。1977年10月8日生まれ。

経歴

往年の名選手、みなみ鈴香に憧れ、1994年に全日本女子プロレスへ入門。同年11月3日、いすゞ自動車大和工場体育館で開催された大会にて、本名の加藤直美として宮本恵美を相手にプロデビューを飾った。しかし、1995年9月には全日本女子プロレスを退団。

翌1996年3月9日、大阪・ベイサイドジェニーで行われた吉本女子プロレスJd'の興行において、マスクウーマン「ザ・ブラディー・フェニックス」として再デビューを果たした。この時の対戦相手はレディ・コナースであった。

1997年3月2日、神奈川・クラブチッタ川崎大会で、ライオネス飛鳥の派閥に加わる形で行動を共にするようになる。これに伴い、リングネームをマスクを脱いだ「ザ・ブラディー」へと改めた。

その後もJd'を主戦場に活動を続け、団体の中心選手の一人として活躍した。

2001年11月27日には、栗栖ジムの興行（大阪府立体育会館第2競技場）に参戦している。

2004年4月、当時所属していたJDスターの運営方針に対する反発から、志を同じくする他の選手たちと共に退団。新たに『teamOK』を結成し、フリーランスとして様々な団体のリングに上がるようになる。

同年6月6日には全日本女子プロレス後楽園ホール大会に『team OK提供試合』として参戦。斎藤啓子とタッグを組み、ファング鈴木＆MARU組と対戦し、丸め込み技でMARUから勝利を収めた。6月19日にはいとなべ自主興行、6月20日にはJWP八王子市民会館大会といった他団体興行にも積極的に参加。JWPではジャガー横田とシングルマッチで対戦したが、フィッシャーマンバスターに屈した。

teamOKとしての活動は多岐にわたり、全日本女子プロレス、JWP、LLPW、GAEA JAPAN、OZアカデミー、DDTなど、様々な団体のマットで試合を行った。特に全日本女子プロレスやLLPWには頻繁に参戦し、teamOK提供試合を行うこともあった。また、GAEA JAPANのタッグトーナメントではライオネス飛鳥と組んで出場するなど、団体を超えた交流も行った。

2005年もteamOKの活動を中心に、全日本女子プロレス、LLPW、GAEA JAPAN、OZアカデミー、JWP、DDT、ONLY ONE、NEO女子プロレスなど、数多くの団体に参戦。渡辺智子、井上貴子、ファング鈴木、武藤裕代らとタッグを組んだり、シングルマッチで対戦したりと精力的に試合をこなした。

同年後半からは、ファング鈴木と共に「引退ロード」を歩み始めた。JWPやJDスターなどで引退を銘打った試合やイベントに参加し、ファンに別れを告げた。

そして2005年12月31日、ファング鈴木と共に現役を引退。引退試合は、尾崎魔弓＆ダイナマイト関西組を相手にしたLSDルールでのタッグマッチであった。

引退後

現役引退後も、プロレス界との関わりは続いた。2006年にはGUTS WORLDのイベントに来場したり、Ozアカデミーの興行中にセコンドについていた闘牛・空に引きずり出される形でリングに上がり、試合に介入する一幕もあった。

また、自身がかつて所属したJd'の生誕20周年記念イベントや、ジャガー横田、KAZUKI、藪下めぐみといったOGたちの記念大会にOGとして参加し、バトルロイヤルやトークショーに登場するなど、かつての仲間たちとの交流を深めた。

得意技

ダイビング・セントーン
ダイビングダブルニードロップ
ドラゴンスープレックス
ブラディーEX
裏拳

入場曲

FOREVER（Y&T）
ハートブレイカー（パット・ベネター）

獲得タイトル

JDスタージュニア王座
クイーン・オブ・ザ・リング王座
AWF世界女子王座
TWF世界王座
TWF世界タッグ王座
アイアンマンヘビーメタル級王座

関連項目

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