斗蔵寺

斗蔵寺の概要

斗蔵寺（とくらじ）は、宮城県角田市小田字斗蔵に位置する真言宗智山派の寺院であり、山名は安狐山です。この寺院は、斗蔵山の山頂にあり、与えられた重要な宗教的役割から、奥州三十三観音の第四番に指定されています。歴史的には、大同2年（807年）に坂上田村麻呂によって創建され、その際に千手観音が安置されたとされています。

拝観情報

訪れる際の拝観料は、個人の場合300円、10名以上の団体には1人200円の料金が設定されています。また、高校生以下は無料で入場できます。開館時間は午前10時から午後3時までですので、訪問時にはこのスケジュールに合わせておくと良いでしょう。

斗蔵寺の観音堂の奥には、斗蔵神社が併設されており、信仰の場としても重要な役割を果たしています。

文化財

斗蔵寺にはいくつかの重要な文化財が存在しています。特に注目されるのは、県指定の文化財である銅造千手観音像懸仏です。これは秘仏として扱われており、一般には公開されていません。また、市指定文化財として、木造千手観音立像や二十八部衆像、風神像、雷神像なども保存されています。これらの文化財は、寺院の持つ歴史的価値を物語っており、多くの参拝者や観光客にとって興味の対象となっています。

交通アクセス

アクセスに関しては、阿武隈急行角田駅から斗蔵山の駐車場まで車やタクシーで約15分の距離にあり、非常に便利です。また、ハイキングを楽しみたい方には、阿武隈急行角田駅から斗蔵ハイキングコースを経て山頂までの道が整備されており、所要時間は約1時間35分です。美しい自然の中での散策と共に、歴史深い寺院を訪れることができるのは、多くの訪問者にとって大きな魅力となっています。

結論

斗蔵寺は単なる信仰の場であるだけでなく、歴史や文化に触れることができる貴重なスポットです。訪問者は、その静謐な環境の中で心を落ち着けることができるでしょう。観光を通じて寺院の貴重な文化財や自然の美しさを楽しむことは、訪問の価値を一層高めてくれます。

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