料理バンザイ!

『料理バンザイ!』

『料理バンザイ!』（りょうりバンザイ!）は、1982年4月4日から2002年3月31日まで、テレビ朝日系列で放送された料理番組です。これは、テレビ朝日とKANOXが共同で製作したものであり、多くの視聴者に親しまれました。番組は、雪印グループが単独で提供しており、後に雪印乳業（現：雪印メグミルク）が一社提供しました。

放送時間

番組は毎週日曜日の18:00から18:30（JST）に放送されていました。最初の放送期間中の1982年4月4日から1983年9月25日までは、18:00から18:25の25分間でしたが、1983年10月2日から最終回までの期間は30分に拡大されました。

内容概要

番組の司会は俳優の滝田栄が務めており、さまざまな女性パートナーとともに進行しました。毎回、ゲストを招いてのトークが行われ、その中で視聴者が家庭で簡単に作れるレシピが紹介されました。料理を作る過程が中心となり、エンディングでは参加者全員が一緒に会食をする様子が描かれました。また、視聴者から寄せられたレシピを紹介するコーナーも設けられていました。

番組では、特集企画として話題のレストランを取り上げる「たまに行くならこんな店」というコーナーもありました。さらに、雪印製品を紹介するミニコーナーもあり、インフォマーシャルとしても機能していました。

不祥事と番組終了

しかし、2000年に雪印グループが発生させた集団食中毒事件により、企業イメージが低下し、その翌年には牛肉の偽装問題が発生。この一連の不祥事により、雪印側はスポンサーを降りることを求め、テレビ朝日も番組を打ち切る決断をしました。2002年3月31日放送で、20年の歴史に幕を閉じました。

最終回では、雪印グループの代表が視聴者に謝罪し、感謝の意を表す3分間のCMが放送されました。

番組後の歴史

『料理バンザイ!』が終了した翌週の4月7日からは、雪印が支援する全農による新しい料理番組『隠れ家ごはん!〜メニューのない料理店〜』が始まります。その後も、『いまどき!ごはん』や『笑顔がごちそう ウチゴハン』といった様々な料理番組が同じ枠で放送されてきましたが、放送枠は変更を経て、2013年には『相葉マナブ』に引き継がれることとなります。

出演者

主な司会者には滝田栄が名を連ね、各シーズンで様々な女性パートナーと共演しました。小林幸子、星野知子、かとうかずこなどが番組を盛り上げてきました。また、「たまに行くならこんな店」では、男性・女性両方のレポーターが活躍しました。

音楽とスタッフ

テーマ曲には『SUNDAY 6:00PM』が使われ、番組の雰囲気を一体感のあるものにしていました。スタッフは非常に多様で、構成や音楽、技術など多くの部門にわたり、協力関係が築かれていました。制作はテレビ朝日とKANOXが行い、質の高いコンテンツを提供しました。

結論

この番組は、日本における料理番組の流れを作り上げ、多くの視聴者に愛され続けました。家庭の味を大切にし、身近な食材で簡単に作れるレシピを提供することで、料理を楽しむ文化を普及させる役割を果たしてきました。

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