斜里町立知床ウトロ学校

斜里町立知床ウトロ学校について

斜里町立知床ウトロ学校は、北海道斜里郡斜里町にある公立の義務教育学校で、2016年に開校しました。この学校は、地域に密着した教育を提供するために、小中学校が一体となって運営されています。校舎はウトロ地区に所在し、学生数は2020年4月時点で78名です。このうち前期課程の小学生は60名、後期課程の中学生は18名が在籍しています。

学校の歴史

この学校の起源は1916年（大正5年）に遡ります。当時、斜里村村長が校舎建設を出願し、1917年には漁舎を借りて授業が開始されました。その後、11月には公立朱円尋常小学校の遠音別特別教授場として認可され、1924年には遠音別小学校と改称されます。このように、長い歴史を持つ学校は、時代と共に名称や運営形態を変えて成長してきました。

1941年には「遠音別国民学校」と改称され、第二次世界大戦後の1947年には、学制改革に伴い「斜里町立遠音別小学校」となり、斜里中学校に所属することになりました。その後も学校は進化を続け、1950年には宇登呂小学校と改称し、同年に斜里中学校所属音別中学校から分離して独立した宇登呂中学校として新たなスタートを切りました。1951年には宇登呂中学校所属の岩宇別分校も設立されました。

1974年には新校舎が完成し、2000年には小中併置校としての新しい校舎の建設が承認されました。2001年には建設が開始され、2002年には現校舎が完成しました。

その後の2016年には現在の斜里町立知床ウトロ学校と改称され、教育の一貫性を強めています。2017年にはその100周年を記念して盛大な式典も開催されました。

アクセスと周辺情報

学校へのアクセスは、斜里バスウトロ線（知床線）を利用し、「ウトロ西」バス停で下車後、徒歩約1.3km、所要約19分で到着します。また、知床町役場ウトロ支所からは車で約2.1km、4分ほどでアクセス可能です。JR釧網本線の知床斜里駅からは車で約37.7km、約1時間で到達できます。

周辺には美しい自然が広がるペレケ川や、斜里町立ウトロへき地保育所なども存在し、教育環境としての魅力を増しています。斜里町立知床ウトロ学校は、地域社会に根ざした教育を実現するため、今後も地域とともに成長していくことでしょう。

まとめ

斜里町立知床ウトロ学校は、その長い歴史に基づいた教育活動を行っており、地域の未来を担う子どもたちに対して質の高い教育を提供しています。小中一貫教育を通じて、良好な学びの環境を整え、地域の発展に寄与することを目指しています。

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