新・ぼくはむく犬

『新・ぼくはむく犬』：笑いと感動のファミリーコメディ

1976年、アメリカで公開されたコメディ映画『新・ぼくはむく犬』（原題：The Shaggy D.A.）は、1959年の大ヒット作『ボクはむく犬』の続編として制作されました。前作同様、家族を巻き込むドタバタ劇と心温まる物語が魅力の本作は、フェーリクス・ザルテンの小説『フィレンツェの猟犬』（原題：Der Hund von Florenz、英題：The Hound of Florence）を原作としています。

監督を務めたのはロバート・スティーヴンソン。キャストには、ディーン・ジョーンズ、ティム・コンウェイ、スザンヌ・プレシェットら実力派俳優が名を連ね、それぞれの持ち味を生かした演技で作品を盛り上げています。日本語吹き替え版では、江原正士さん、稲葉実さん、一城みゆ希さんなど、ベテラン声優陣が参加しています。

物語は、主人公ウィルビー・ダニエルズ（ディーン・ジョーンズ）が、ある事件をきっかけに不思議な犬の姿に変身してしまうところから始まります。彼は、犬の姿のまま、検事としての職務をこなしたり、家族との時間を過ごしたりしながら、元の姿に戻る方法を探します。

ウィルビーを取り巻く個性豊かなキャラクターたちも作品の見どころです。息子のティム（ティム・コンウェイ）や妻のベティ（スザンヌ・プレシェット）とのやり取りは、コミカルでありながらも、家族の愛情を感じさせる温かいシーンとなっています。また、ウィルビーの仕事仲間やライバルたちとの関係性も、物語に緊張感とユーモアを与えています。

『新・ぼくはむく犬』は、単なるコメディ映画にとどまらず、家族の絆や人間関係の大切さを描いた作品でもあります。犬の姿になった主人公を通して、私たち人間が普段見落としている大切なものを見つめ直すきっかけを与えてくれます。

コメディ要素だけでなく、心温まるシーンや感動的なシーンも織り交ぜられた『新・ぼくはむく犬』は、大人から子供まで幅広い年齢層が楽しめる作品です。笑いと感動の両方を味わいたい方におすすめの一本です。

主な登場人物とキャスト

ウィルビー・ダニエルズ：ディーン・ジョーンズ（日本語吹替：江原正士）
ティム：ティム・コンウェイ（日本語吹替：稲葉実）
ベティ・ダニエルズ：スザンヌ・プレシェット（日本語吹替：一城みゆ希）
ジョン・スレイド：キーナン・ウィン（日本語吹替：加藤精三）
カトリッカ：ジョー・アン・ワーリー（日本語吹替：一柳みる）

そして、ディック・ヴァン・パテン、ヴィック・テイバック、ジョン・フィードラーなど、多くの個性的な俳優たちが脇を固めています。

スタッフ

監督：ロバート・スティーヴンソン
脚本：ドン・テイト
原作：フェーリクス・ザルテン『The Hound of Florence』
製作：ビル・アンダーソン
製作総指揮：ロン・ミラー

『新・ぼくはむく犬』は、家族みんなで楽しめる、心温まる傑作コメディ映画です。ぜひ、ご覧になってみてください。

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