新・アフタヌーンショー

新・アフタヌーンショー

『新・アフタヌーンショー』は、1987年3月23日から10月2日まで、テレビ朝日系列で毎週月曜から金曜の12時から12時55分まで生放送されたワイドショーです。この番組は、前身となる『なうNOWスタジオ』から引き継がれ、司会を務めたのは川崎敬三と古手川伸子の二人でした。放送当初、川崎は「これが最後の気持ちです」と語り、番組の始まりを印象付ける挨拶が行われました。

番組内容は、スキャンダルを扱わず、主に芸能や生活情報に焦点を当てた構成となっていました。特に、1985年の「やらせリンチ事件」による打ち切りを受けた以前の『（旧）アフタヌーンショー』とは正反対の路線を進むもので、安心して視聴できる内容を目指していたのです。しかし、視聴率は伸びず、さらには富士山でのロケ中に発生した取材クルーの水死事故が影を落とし、結果として番組はわずか半年で打ち切りに至りました。この出来事を受け、川崎も事実上の芸能活動休業を選択せざるを得なかったのです。

『新・アフタヌーンショー』の打ち切り後、テレビ朝日の平日正午の枠は引き続き改編が続き、後番組の『布施明のグッDAY』も同様に半年で放送を終了しました。この後、1996年4月に『ワイド!スクランブル』が放送開始されるまでに、10回以上の改編が行われることに。このような変遷は、視聴者のニーズを反映したものとなりました。

キャスト

この番組の司会には、川崎敬三と古手川伸子の他に、様々なゲストやレギュラーが出演しました。具体的には、水野久美や初代林家木久蔵、亀和田武、藤吉久美子、日髙のり子、三宅久之、桂三枝、山口良一、岡江久美子、広田レオナ、そして当時のテレビ朝日アナウンサーである渡辺宜嗣など、多彩な顔ぶれが揃いました。

ネット局

放送当時、各系列局では、12時からの放送が基本でしたが、一部の遅れネット局では14時または15時から関連する時間帯に放送されていました。このように、地域によって異なる時間での放送も行われ、幅広い視聴者層にアプローチしていました。

関連項目

『新・アフタヌーンショー』は、前身の『アフタヌーンショー』との関連性が高く、同じ枠で展開される今後の番組に影響を与えました。番組の歴史を振り返ると、視聴者の期待や要望に応えるために、テレビ業界がいかに変化し続けているかを考えさせられます。

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