新・週刊フジテレビ批評

『新・週刊フジテレビ批評』の概要

『新・週刊フジテレビ批評』は、2009年10月から2018年3月までフジテレビで放送された自己検証・自己批評番組です。この番組は『週刊フジテレビ批評』の後継として位置付けられており、放送時間が最も長い自己批評番組となっています。略称は「新フジ批評」と呼ばれています。

番組の特徴

番組は、前身の『週刊フジテレビ批評』に基づきながらも、視聴者から寄せられた意見を取り入れたり、ニュース、スポーツ情報、天気予報などを取り扱ったことで、報道番組としての側面も持つようになりました。当初は生放送で放送されていましたが、2016年4月からは完全に事前収録の形式に変更されました。この変更により、ニュースや天気予報のコーナーは消えました。なお、字幕放送は行われていませんでした。

本と視聴者参加

また、フジテレビは不定期に『新・週刊フジテレビ批評』の番組本を発行しており、これは非売品として抽選で選ばれた視聴者にプレゼントされていました。この形態は視聴者とのつながりを強化し、より親しみを持たれる要因となったことでしょう。

終了とその後

2018年4月には番組の枠が30分に縮小され、約8年半の放送を経て再び『週刊フジテレビ批評』に戻ることが決まりました。

主な出演者

司会

• - 渡辺和洋（メイン司会）
• - 山中章子（サブ司会）

情報キャスター

• - 久代萌美

コメンテーター（週替わりで1人）

• - 稲増龍夫（法政大学社会学部教授）
• - 音好宏（上智大学文学部新聞学科教授）
• - 津田大介（ジャーナリスト）
• - 江川紹子（ジャーナリスト）
• - 松野良一（中央大学総合政策学部教授）
• - 藤本由香里（漫画研究家、明治大学国際日本学部准教授）
• - 古市憲寿（社会学者）
• - 宇野常寛（評論家）
• - 速水健朗（編集者・ライター）
• - 原田曜平（博報堂・若者研究所）
• - 木村隆志（ドラマ解説者）
• - 吉田潮（ライター・イラストレーター）
• - パックン（パックンマックン）

番組内容のコーナー

『新・週刊フジテレビ批評』には、様々なコーナーが設けられ、視聴者の関与を促しました。主なコーナーには、テレビ番組の批評や視聴者からの意見を紹介する「1 Week Critique」、テーマごとにゲストを迎える「Critique TALK」、そしてその週のトピックを扱う「1WEEK TOPIC」がありました。また、初期には天気予報やニュースも放送されていました。

音楽とスタッフ

番組開始時の音楽には天野清継と国府弘子の楽曲が使われ、その後、女性コーラスを取り入れたオリジナルBGMに変更されました。

番組のスタッフには、ナレーターや構成作家、ディレクター、プロデューサーなど、多くの人々が関与し、フジテレビの情報制作局に所属するプロフェッショナルが多く存在しました。

終わりに

『新・週刊フジテレビ批評』は、自己批評のみならず、ニュースやスポーツといった要素も加えたことが、多くの視聴者に支持された理由の一つです。放送時間が長いだけでなく、さまざまな専門家の意見を取り入れるスタイルは、より公正で多角的な視点を提供することを目的としていたと言えるでしょう。

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