新上五島町立上五島中学校

新上五島町立上五島中学校

新上五島町立上五島中学校（しんかみごとうちょうりつ かみごとうちゅうがっこう）は、長崎県南松浦郡新上五島町青方郷にある公立の中学校です。この学校は、地元の教育機関として長い歴史を持ち、その活動は地域社会にも深く根ざしています。略称は「上中」（かみちゅう）で、五島列島の中通島に位置しています。

概要

この学校は1985年4月に、地域の4つの中学校（青方、上郷、浜ノ浦、今里）が統合されて設立されました。この統合により、上五島中学校は教育の質の向上を図り、地域の若者たちの成長を支援しています。2015年には創立30周年を迎え、地域に密着した教育を続けています。校区は新上五島町の上五島地区全域を対象としており、近隣の小学校（青方小学校、上郷小学校、今里小学校）からの生徒が通っています。

校訓と校章

上五島中学校の校訓は「志を立て共に耐えて励まん」であり、これは生徒一人ひとりが目標を持ち、仲間とともに成長することを促しています。また、校章には学問を象徴する「ペン先」と、成長を表す「羽根」が描かれており、真ん中に「中」の文字が配置されています。校歌は中山利郎が作詞し、百本照夫が作曲したもので、全3番からなり、各番に校名が登場する構成になっています。

歴史

上五島中学校の歴史は、1947年の学制改革にさかのぼります。青方国民学校が改組され、新制中学校として青方町立青方中学校がスタートしました。その後、青方中学校、上郷中学校、浜ノ浦中学校、今里中学校がそれぞれ独自に運営され、地域において重要な役割を果たしていましたが、1985年の統合によって一つの学校へと変わりました。

新上五島町の発足に伴い、シンボルが新たに設定されるとともに校名も改称され、現在の上五島中学校として再出発を果たしました。以降、学校は地域の教育ニーズに応じた様々な活動を展開し、多くの卒業生を社会に送り出しています。

部活動

上五島中学校では、さまざまな課外クラブ活動が盛んに行われています。運動部には野球部、卓球部、バレーボール部、バスケットボール部などがあり、文化部としては吹奏楽部が活動をしています。これらの部活動は、生徒たちがチームワークやコミュニケーションスキルを育む場となり、個々の成長を促進しています。

周辺環境

この学校は、新上五島町立青方幼稚園、青方小学校、長崎県立上五島高等学校、中央図書館などが近隣に位置しており、地域の教育機関としての役割を果たしています。また、青方ダムなどの自然環境も近くにあり、豊かな地域資源を活用した学びの場が提供されています。

アクセス

最寄りの交通手段は、西肥自動車（西肥バス）の「上五島中学校前」バス停で、アクセスも良好です。また、青方港や有川港からはフェリーが運航されており、遠方からのアクセスも容易な環境が整っています。国道384号や長崎県道170号が近くにあり、車でのアクセスも便利です。

まとめ

新上五島町立上五島中学校は、地域の教育を支える重要な機関であり、歴史に裏打ちされた信頼性のある学校です。生徒たちは、充実した教育環境の中で成長し、地域社会に貢献する人材として羽ばたいています。この学校の存在は、地域の未来を切り開く大きな力となっています。

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