新上五島町立有川中学校

新上五島町立有川中学校

新上五島町立有川中学校（しんかみごとうちょうりつ ありかわちゅうがっこう）は、長崎県南松浦郡にある公立中学校で、地域では略称「有中」と親しまれています。五島列島の中心に位置する中通島にあり、地域社会と密接に関わる教育が実施されています。

概要

この学校は1947年に新制中学校として設立され、有川地区唯一の中学校として地域の教育を支えてきました。2012年には創立65周年を迎え、その歴史と伝統を振り返る重要な年となりました。校区は新上五島町の有川地区全域に広がっており、地元の新上五島町立有川小学校と東浦小学校が連携しています。

校訓と校章

有川中学校の校訓は「志学・共生・鍛練」で、2009年に制定されました。この校訓は、生徒たちが学問に励みながら協力し合い、成長していくことを目指しています。また、校章には校名の「有」の文字を基にしたデザインが取り入れられ、視覚的にも地域との結びつきを表現しています。

歴史的沿革

有川中学校の創立は1947年にさかのぼります。当初は有川町立有川中学校として設立され、小学校との併設が行われました。数年後には他校との統合が進み、1950年代には校歌や校旗が制定され、学校のアイデンティティが形成されていきました。

1980年代から90年代にかけては、スポーツ部活動が充実し、各種大会での活躍が見られました。また、1991年にはコンピュータが導入され、教育環境の近代化が進められました。

さらに、2004年には「新上五島町立有川中学校」として名称が改称され、新しい時代への一歩を踏み出しました。最近では部活動の見直しが進み、陸上競技部や吹奏楽部が活発に活動していますが、少子化の影響で一部部活動は廃部となるなどしています。

周辺環境とアクセス

有川中学校の周辺には、同町立の有川幼稚園や有川小学校があり、教育の連携が行われています。また、地域には役場や警察署、医療センターなどもあり、安心して通学できる環境が整っています。

アクセスについては、西肥自動車のバス「有川」バス停が最寄りの交通手段であり、また有川港からはフェリーや高速船が運航されており、佐世保港へのアクセスも便利です。さらに、上五島空港も近くにありますが現在休港中です。

まとめ

新上五島町立有川中学校は、地域に根差した教育と豊かな歴史を持つ学校です。生徒たちは校訓を胸に、学びと成長を続けています。地域とともに歩むこの学校は、今後も教育の中核として重要な役割を果たすことでしょう。

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