新世代ロボット戦記ブレイブサーガ

新世代ロボット戦記ブレイブサーガ

『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』は、1998年12月17日にタカラから発売されたプレイステーション用のシミュレーションRPGです。本作は、タカラとサンライズが共同制作したテレビアニメ『勇者シリーズ』を基にしており、その中でも特に印象深い作品を集めたクロスオーバー形式のゲームとなっています。

概要

本作は、開発当時の人気作品『勇者指令ダグオン』までの7作品を含む『勇者シリーズ』のキャラクターたちが登場します。これに加えて、『装甲騎兵ボトムズ』などの他のサンライズ制作のロボットアニメからもキャラクターが集結するのが特徴です。また、ゲームオリジナルの物語である『勇者聖戦バーンガーン』に基づき、主人公・芹沢瞬兵の冒険を中心に物語が展開されます。このゲームはテレビシリーズに準じたスタイルで演出され、オープニングや合体バンクはサンライズのスタッフによって制作されています。

ストーリーと構成

各ステージはテレビアニメのフォーマットに合わせて構成されており、Aパート、アイキャッチ、Bパートの形式で進行します。ゲーム中には、原作の人気エピソードを再現したイベントや、ストーリー展開に連動するメインイベント・サブイベントが豊富に用意されています。また、サブイベントではドラマCDに関連したマニアックな要素も含まれ、ファンにとっては興味深い内容となっています。

参戦作品

本作には、オリジナル作品である『勇者聖戦バーンガーン』を軸に、各種勇者シリーズのキャラクターが参戦しています。これには、エクスカイザーやファイバード、ダ・ガーン、マイトガイン、ジェイデッカーなどの勇者たちが含まれています。

特に、ファイバードは天野レスキュー隊の一員として登場し、過去の出来事に触れる展開が見られます。また、エクスカイザーの仲間たちが物語の進行に応じて登場し、プレイヤーは彼らと共に冒険を進めていくことになります。

限定版と関連商品

ゲーム発売時には通常版の他に「ブレイブチャージボックス」という初回限定盤も登場し、特典として1/1サイズのバーンフィギュアが付属しました。この盤は予約者向けに特別CD『勇者の証』も提供され、ファンからの反響を集めました。また、1999年4月には本作を元にしたカードゲームもリリースされましたが、さらなる拡張が行われないまま終了しました。

発表と続編

本作がアニメ誌などで初めて発表されたのは、『勇者王ガオガイガー』の最終回後の1998年2月にあたります。このような大きな期待に応えて、2000年には続編として『ブレイブサーガ2』が、2001年には『ブレイブサーガ 新章 アスタリア』が発売されました。こうした続編の登場は、プレイヤーの高い関心を反映しています。

まとめ

『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』は、サンライズ制作の多様なロボットアニメキャラクターが集合した夢のような作品です。その多層的なストーリーとプレイする楽しさから、多くのファンを魅了し続けています。ゲームプレイの中で感じられるスリルや、原作に由来するキャラクターたちの新たな物語は、プレイヤーにとって特別な体験となるでしょう。

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