新京成リテーリングネット

新京成リテーリングネット株式会社について

新京成リテーリングネット株式会社は、千葉県船橋市を本社とする企業で、新京成線の各駅構内において売店を運営しています。この会社は、新京成グループおよび京成グループに属しており、地域の交通を支える重要な役割を果たしています。以前に運営されていた売店には「SKショップ」があり、加えて「キャロットショップ」と呼ばれるコンビニ形式の売店も設けていました。しかし、新京成電鉄がセブン-イレブン・ジャパン（SEJ）との提携を行ったことにより、これらの店舗はセブン-イレブンへと変換されていきました。

昔は全ての新京成線の駅に売店が存在しましたが、現在では一部の店舗が閉店し、全駅に展開しているわけではなくなっています。各店舗の営業時間は異なり、終日営業の場所や午前中のみの営業の店舗が混在しているため、利用者は事前に確認することが重要です。また、以前は午後だけ営業を行う店舗もありました。

かつての運営

新京成リテーリングネットは、かつて東葉高速鉄道の一部駅にも売店を持っていましたが、2013年6月末に全ての店舗が閉店し、東葉高速線からは撤退しています。2006年から2018年の間、新京成電鉄からホームの監視業務や駅舎の清掃業務を受託し、また新津田沼駐車場の運営も行っていましたが、これらの業務はエスピー産業に移管されました。

独自にデザインしたパスネットの販売も行っていましたが、現在はPASMOへの移行に伴い、パスネットの販売は終了しています。会社の名称は、設立当初「下総緑地（株）」としてスタートしましたが、何度かの名称変更を経て、2018年に新京成リテーリングネットに改称されました。

沿革

• - 1974年3月20日: 設立。最初の社名は「下総緑地（株）」で、主に種苗販売および造園業に従事。
• - 1981年8月11日: 社名を「下総興業（株）」に改称。
• - 2000年8月1日: 新京成タクシー（株）を吸収合併。
• - 2006年3月1日: 「スタシオン・セルビス（株）」に改称。
• - 2013年10月30日: 新京成電鉄がセブン-イレブン・ジャパンと提携を発表。
• - 2018年5月10日: 現在の社名「新京成リテーリングネット（株）」に改称。

提携と運営

新京成電鉄は2013年にセブン-イレブンとの提携を結び、スタシオン・セルビスが運営する駅構内でセブン-イレブンを順次展開していくことが決定しました。この提携により、より便利で身近な店舗構成が可能となり、駅を利用する人々に新たな利便性を提供しています。

新京成リテーリングネットは、地域密着型の店舗運営を行う一方で、利用者のニーズに応じた商品展開やサービス提供に力を入れています。その結果、通勤通学の途中で気軽に立ち寄れるお店としての役割を果たし続けています。今後の展開にも注目が集まっており、地域社会の活性化に寄与することを目指しています。

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