新倉吉街道エクスプレス

新倉吉街道エクスプレス

新倉吉街道エクスプレスは、岡山県岡山市と真庭市、そして鳥取県倉吉市を結ぶ高速バスです。この路線の愛称は、出発地である倉吉市に由来しています。本記事では、同バスの歴史、運行の詳細、予約方法、そして停車場所について詳しく解説します。

歴史

新倉吉街道エクスプレスの前身である「くらよしエクスプレス」は、岡山と倉吉の間には直通の交通手段がなかったことから、2004年12月18日に運行が開始されました。倉吉市と関金町（現在は倉吉市に編入）から日ノ丸自動車に運行の要請があり、それを受けて両備バスおよび中鉄バスとの共同運行が実現したのです。

元々は1日4往復の運行でしたが、2006年には両備バスと中鉄バスが運行から撤退しました。その結果、「くらよしエクスプレス」は多客期のみの運行に縮小され、1日1往復に減便されました。2007年には新倉吉街道エクスプレスという新たな名称に改名され、再び定期運行が始まりました。

その後の変更もあり、2010年からは岡山駅の停車場所がドレミの街から西口バスターミナルへ移動しました。2012年には発着地が岡山駅西口バスターミナルに完全移行し、天満屋バスターミナルへの乗り入れが廃止されました。2013年からは、湯原温泉口と蒜山犬挟に新しいバス停が設置され、2016年には新たに三朝経由便が追加されました。

最近の変化

2023年には、三朝経由便が平日は運休となり、土日祝日のみの運行に変更されました。このように、新倉吉街道エクスプレスは岡山と倉吉を結ぶ重要な交通手段として進化を続けています。

予約方法

新倉吉街道エクスプレスは全便座席指定制のため、予約が必要です。インターネットやコンビニ（ローソン・ファミリーマート）での予約および発券が可能ですが、当日に空席がある場合は予約なしでも乗車できます。ただし、このシステムは日ノ丸自動車ではなく、両備ホールディングスの予約システムを利用しています。

運行会社と停車停留所

この路線は日ノ丸自動車が運行を担当し、岡山側の運行支援は両備バスが行っています。停車停留所は、関金経由と三朝経由で異なります。

関金経由

• - 岡山駅西口
• - 湯原温泉口
• - 蒜山犬挟
• - 倉吉市役所前
• - 倉吉駅
• - 日ノ丸バス倉吉営業所（海田車庫）

三朝経由

• - 岡山駅西口
• - 穴鴨公会堂前
• - 三朝町役場前
• - 倉吉駅
• - 日ノ丸バス倉吉営業所（海田車庫）

このルートでは、岡山市内から最寄りのインターチェンジを経由し、目的地の倉吉市まで快適に移動できます。

車内設備と運行形態

新倉吉街道エクスプレスは、昼行2往復の運行を行い、フットレストやトイレなどの車内設備も充実しています。運行車両はラッピングを施したヒュンダイ ユニバースや、通常装塗装の日野 セレガが使用されており、快適な移動を提供しています。

このように、新倉吉街道エクスプレスは岡山と倉吉を結ぶ利便性が高く、歴史的にも重要な高速バス路線となっています。

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