新城駅 (鹿児島県)

新城駅 (しんじょうえき)

新城駅は、かつて鹿児島県垂水市新城に位置していた、日本国有鉄道（国鉄）大隅線の駅でした。1987年3月14日に大隅線が全線廃止されたことに伴い、その歴史に幕を閉じました。

歴史

新城駅は、1961年4月13日に古江線（後に大隅線に改称）の古江駅から海潟駅（後の海潟温泉駅）間の開通に合わせて新設されました。開業当初から駅員が配置されない無人駅であり、旅客輸送のみを行う駅として、地域の人々に利用されてきました。当時の主な輸送手段は気動車でした。

1987年3月14日、大隅線全線廃止という路線の大きな転換期を迎え、新城駅もその役割を終え、廃駅となりました。

駅構造

新城駅は、単式ホーム1面と線路1本のみを有する、シンプルな構造の駅でした。駅員は配置されておらず、無人駅として運営されていました。ホーム上には、乗客が列車を待つための待合所が設置されていましたが、駅舎は設けられていませんでした。

現在

新城駅の跡地は、現在、垂水市の都市計画に基づいて「垂水鉄道記念公園」として整備され、一般に公開されています。公園内には、当時のプラットホームを再現した小規模なプラットホームや、駅名標が設置されており、往時の面影を偲ぶことができます。また、プラットホームに沿って線路が敷設されており、鉄道の雰囲気を残しています。公園は、鉄道ファンだけでなく、地域住民にとっても憩いの場となっています。

隣の駅

日本国有鉄道

大隅線

古江駅 - 新城駅 - 諏訪駅

関連項目

日本の鉄道駅一覧
* 廃駅

もう一度検索