新宿ガーデン

新宿ガーデンについて

新宿ガーデンは、東京都新宿区にある複合再開発地区で、住友不動産が開発を手がけました。この地区は、住友不動産新宿ガーデンタワーとスカイフォレストレジデンスという2棟の超高層ビルを中心に、イベントホールのベルサール高田馬場などが含まれます。

開発の経緯

2005年、住友不動産はJR社宅跡地約2.4ヘクタールを落札し、当初は全住宅とする計画で事業を開始しました。しかし、リーマンショックの影響で計画を見直し、オフィスビル1棟と住宅棟2棟からなるトリプルタワーの建設へと変更しました。2011年に着工したものの、直後に東日本大震災が発生したため、計画は再度見直され、防災対策を強化したツインタワー形式に変更。オフィス・賃貸マンション棟にイベントホールを併設する現在の形になりました。2013年春に工事を再開し、2015年2月に分譲マンション「スカイフォレストレジデンス」が竣工。翌年3月にはオフィス・賃貸マンション棟「新宿ガーデンタワー」が完成し、10年以上の歳月をかけて複合プロジェクト「新宿ガーデン」が全面竣工しました。建設中には「新宿スカイフォレスト」という名称で呼ばれていました。

新宿ガーデンタワー

新宿ガーデンタワーは、基礎免震構造を採用し、地下2階にはイベントホール・会議室の「ベルサール高田馬場」があります。2階から22階はオフィスフロア、24階から37階は高級賃貸マンション「ラ・トゥール新宿ガーデン」となっています。ベルサール高田馬場の屋上緑地を公開したことで、容積率緩和による高層化が可能になりました。また、ベルサール高田馬場と屋上緑地は、災害時には帰宅困難者の一時避難場所としての機能も備えています。

主なテナント

• - MS&ADシステムズ本社・高田馬場事業所
• - 丸紅情報システムズ本社
• - 鷺宮製作所本社
• - JR東日本情報システム本社
• - JR東日本テクノロジー本社
• - オリックス生命保険新宿ビジネスセンター
• - ジェーシービー高田馬場オフィス
• - 日本カードネットワーク本社

新宿ガーデンタワーアネックス

道路を挟んで西側には、提供公園と保育所、商業施設が入る「新宿ガーデンタワーアネックス」があります。ここには井戸水や非常用トイレのマンホールが設置され、災害時には新宿ガーデンタワーと一体となって帰宅困難者を支援する拠点としての役割を果たします。

スカイフォレストレジデンス

スカイフォレストレジデンスは、2011年春に着工されましたが、東日本大震災により工事が一時中断しました。その後、耐震構造から免震構造へと設計変更を行い、2013年3月に工事を再開、2015年2月に竣工しました。外観は白と黒のシンプルな構造グリッドとガラスで構成されており、オフィスのような印象を与えます。総戸数は361戸で、そのうち144戸は3LDK約73平方メートルのファミリータイプとして販売されました。

沿革

• - 2011年春：着工。
• - 2013年春：工事再開。
• - 2015年2月：スカイフォレストレジデンス竣工。
• - 2016年3月：街区全体が竣工。

外部リンク

• - 住友不動産新宿ガーデンタワー
• - ラ・トゥール新宿ガーデン
• - ベルサール高田馬場

新宿ガーデンは、オフィス、住宅、商業施設、イベントホールなどの複合的な機能を有し、防災にも配慮した都市空間です。住友不動産によって開発され、新宿エリアの新たなランドマークとして、その存在感を示しています。

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