新宿区立四谷小学校

新宿区立四谷小学校について

新宿区立四谷小学校は、東京都新宿区四谷に位置する公立小学校です。2007年4月1日に、旧四谷第一小学校の跡地に開校しました。この小学校は、四谷第三小学校と四谷第四小学校が統合して誕生したという経緯を持っています。また、隣接地には幼保一元化施設である四谷子ども園が併設されており、地域における子育て支援の拠点としての役割も担っています。

開校までの背景

新宿区では、児童数の減少に伴い、区内小学校の小規模化が課題となっていました。この状況を改善し、より良い教育環境を実現するために、小学校の統廃合を含む適正配置の取り組みが始まりました。その第一段階として、1999年度から四谷第一小学校、四谷第三小学校、四谷第四小学校の3校が対象となり、2002年にはまず四谷第一小学校が閉校。同校の児童は四谷第三小学校へと転学しました。

その後、2003年12月24日には四谷第四小学校のPTAから統合への合意文書が提出され、教育委員会は3校を統合し、新校を建設することを決定しました。新校の建設地は旧四谷第一小学校跡地と定められ、校名は「四谷小学校」と決定しました。2005年10月31日に旧四谷第一小学校跡地で起工式が行われ、2007年3月20日には落成式が挙行され、現在の四谷小学校が開校しました。

前身となった小学校

四谷小学校の前身となった3つの小学校には、それぞれ長い歴史があります。

新宿区立四谷第一小学校

1875年4月、四谷学校として創設され、1890年4月に現在の四谷小学校の場所に移転しました。1956年度から1958年度にかけては、13学級594名という在校児童数のピークを迎えました。2002年3月2日に閉校記念式典が行われ、その歴史に幕を閉じました。

新宿区立四谷第三小学校

1904年4月1日に四ツ谷第三尋常小学校として開校しました。1958年度には16学級697名が在籍し、児童数のピークを迎えました。2007年2月24日に閉校記念式典が行われ、その歴史を終えました。第二次世界大戦終戦直後には大蔵省として使用された時期もあり、所在地であった場所は再開発によってCO・MO・RE YOTSUYAとなっています。

新宿区立四谷第四小学校

1907年5月11日に四ツ谷第四尋常小学校として開校しました。1958年度には23学級1152名が在籍し、児童数のピークを迎えました。2007年3月3日に閉校記念式典が行われ、閉校しました。所在地は、都市型コミュニティー施設「四谷ひろば」と「東京おもちゃ美術館」となっています。

主な出身者

四谷小学校の前身校からは、各界で活躍した著名な人物が多数輩出されています。

畑俊六 （陸軍軍人、元帥陸軍大将、四谷一小出身）
東條英機（陸軍軍人、内閣総理大臣、四谷一小出身）
岸田國士（劇作家、四谷一小出身）
近藤真柄（婦人運動家、四谷一小出身）
宗武志（英語学者、華族、四谷一小出身）
丸山眞男（政治学者、四谷一小出身）
山口祐一郎（ミュージカル俳優、四谷三小出身）
柳家小三治（十代目）（落語家、四谷四小出身）
神田正輝（俳優、四谷四小出身）


四谷小学校は、これらの学校の歴史と伝統を受け継ぎ、新たな教育の場として地域に貢献しています。

関連項目

東京都小学校一覧

外部リンク

* 公式ウェブサイト

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