新小倉発電所

新小倉発電所について

新小倉発電所は、福岡県北九州市小倉北区の西港町にある九州電力の天然ガス火力発電所です。この施設は、地域のエネルギー供給を支えており、経済成長に寄与する重要な役割を果たしています。

歴史的背景

発電所は、1961年に1号機の運転を開始し、1963年には2号機も建設されました。新小倉発電所の名称は、以前に存在した小倉発電所（定格出力81,000kW）が廃止されたことに由来しています。この発電所は、主に筑豊炭を使用していましたが、時代の変化とともにエネルギーの種類を転換せざるを得ませんでした。

そのため、石油から天然ガスへの移行が進められ、新たに3号機から5号機までの増設が行われました。しかし、老朽化が進行したため、1号機と2号機は廃止され、現在は新大分発電所に火力発電所としての最大出力を譲っています。それでも、新小倉発電所は利用者の多い地域に位置しており、その稼働は重要です。

発電設備

この発電所の総出力は180万kWに及び、敷地面積は約41万m²を占めています。各発電設備について見てみましょう。

• - 3号機

- 定格出力：60万kW
- 使用燃料：LNG（液化天然ガス）
- 営業運転開始：1978年9月29日

• - 4号機（2021年4月から計画停止）

- 定格出力：60万kW
- 使用燃料：LNG
- 営業運転開始：1979年6月1日

• - 5号機

- 定格出力：60万kW
- 使用燃料：LNG
- 営業運転開始：1983年7月1日

また、廃止された発電設備も以下の通りです。

• - 1号機 （廃止）

- 定格出力：15.6万kW
- 使用燃料：LNG（過去に石炭・石油も使用）
- 営業運転期間：1961年10月10日 - 2004年10月1日

• - 2号機 （廃止）

- 定格出力：15.6万kW
- 使用燃料：LNG（過去に石炭・石油も使用）
- ボイラー：ベンソン形貫流ボイラー（電気事業用として初採用）
- 営業運転期間：1962年11月30日 - 2004年10月1日

まとめ

新小倉発電所は、地域の発展に欠かせないエネルギー供給源として、長い歴史と多様な燃料の活用によって進化してきました。今後も、地域のエネルギー需要に応えるため、より効率的な発電が求められることでしょう。関連情報として、九州電力や日本の火力発電所についても知識を深めてみると良いでしょう。

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