新来島サノヤス造船

株式会社新来島サノヤス造船

概要

株式会社新来島サノヤス造船は、岡山県倉敷市に本社を構える造船企業です。この会社は、新来島どっくの完全子会社であり、旧社名はサノヤス造船株式会社です。造船業界での主な製品には、パナマックス・キャリアー、バルカー、タンカーがあります。

造船事業は、1911年に前身のサノヤスにより始まった長い歴史を持っていますが、近年は中国や韓国の競合企業が台頭する中、新造船の受注が減少しています。さらに、新型コロナウイルスによって海運業界全体が影響を受け、経営成績が厳しい状況となりました。

2020年11月9日、サノヤスホールディングスは、サノヤス造船とその子会社であるサノテックの全株式を、新来島どっくに譲渡することを発表しました。2021年2月28日には、サノヤス造船の株式が譲渡されるとともに、商号が株式会社新来島サノヤス造船に改称されました。この際に本社も大阪市から倉敷市へ移転し、サノヤスホールディングスは119年続けた造船事業からの撤退を果たしました。

事業所

• - 本社・水島製造所: 岡山県倉敷市児島塩生2767番地21
• - 大阪製造所: 大阪府大阪市西成区南津守五丁目13番37号

大阪製造所は、国土交通省から舶用内燃機関サービス・ステーション（SS）の認証を取得しており、各種機器やサービスの提供が可能です。

沿革

• - 2011年10月3日: 株式会社新来島サノヤス造船設立。
• - 2012年1月1日: サノヤスホールディングスからの造船およびプラント事業を譲受。
• - 2021年1月4日: プラント事業部を分社化し、サノヤス・プラント工業株式会社を設立。
• - 2021年2月28日: 新来島どっくの完全子会社となり、商号変更および本社移転を実施。
• - 2024年6月6日: 大阪製造所にて溶接作業中に発生した爆発事故により7人が負傷し、病院へ搬送されました。

結論

株式会社新来島サノヤス造船は、長い歴史を持ちながらも、厳しい業況の中で新たなスタートを切った企業です。今後の動向が期待されます。

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