新松田駅

新松田駅の概要

新松田駅（しんまつだえき）は、神奈川県足柄上郡松田町松田惣領にある小田急電鉄小田原線の駅です。駅番号はOH 41で、駅前にはJR東海御殿場線松田駅との連絡があります。特急「ふじさん」は御殿場駅との直通運転を行っているため、当駅には停車しませんが、運賃計算上は同一駅として扱われます。

歴史

新松田駅は1927年4月1日に開業し、当初から直通列車の停車駅として機能してきました。急行列車も1930年代から1940年代にかけての間に停車するようになりましたが、戦争の影響で運行が中止される時期もありました。その後、1946年に準急が設定され、1949年には急行が復活し、1955年には通勤急行が設定されるなど、乗客の需要に応じて多様な列車サービスが展開されました。

1966年には特急ロマンスカーの運行が開始され、80年代には新駅舎が完成するなど、駅の施設も充実しました。しかし、2018年には特急ロマンスカーの停車駅から外れ、準急の乗り入れも廃止されるという変遷がありました。

駅名の由来

駅名は所在地の地名「松田」に由来し、歴史的に「祭り田」が存在したことから名付けられました。松田は寒田神社の関わりが深い地域です。

駅構造

新松田駅は島式ホームが2面4線あり、地上駅として構造されています。改札口は北口と南口にあり、北口には駅員が常駐しています。乗客は跨線橋を利用してホームにアクセスすることができ、エレベーターも完備されています。

利用状況

2022年度のデータによれば、1日の平均乗降人員は19,352人で、小田急線の70駅中で48位という利用状況です。この駅は松田町の中心部に位置しているため、周辺の商業施設や公共機関へのアクセスも容易です。

駅周辺の施設

駅周辺には松田町役場や文化センター、病院などが点在しており、様々な公共施設が整っています。また、松田山や酒匂川などの自然を活かした観光スポットもあり、地域住民や観光客にとって利用価値の高いエリアです。

今後の予定

松田町は新松田駅周辺の再開発を計画中で、駅の利便性向上を目指しています。バスロータリーの拡張を含むこの計画は、2027年度の着工を予定し、2029年度に完成を目指しています。

隣接駅

新松田駅の隣には小田急電鉄の渋沢駅があり、急行や各駅停車がアクセス可能です。特急「ふじさん」はJR松田駅に停車します。快速急行は一部が当駅で急行に変更されます。

このように、新松田駅は多くの歴史的背景と周辺環境に恵まれており、地域の交通の要所として重要な役割を果たしています。

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