新森古市駅

新森古市駅

新森古市駅（しんもりふるいちえき）は、大阪府大阪市旭区新森四丁目に所在する、大阪市高速電気軌道株式会社（Osaka Metro）が運営する鉄道路線、今里筋線の駅です。駅にはI16の駅番号が付与されています。

概要

当駅は「新森古市」という、二つの地名を合わせた複合駅名を持っています。これは、駅の敷地が大阪市旭区の新森地域と城東区の古市地域という、隣接する二つの行政区画にまたがって位置していることに由来します。具体的には、駅の北側が旭区新森四丁目に、南側が城東区古市三丁目に位置しています。今里筋線の建設計画段階では、単に「古市駅」という仮称が用いられていました。

地理的な位置としては、大阪市内を環状に通る主要道路である大阪内環状線（国道479号）と、東大阪方面へ延びる国道163号が交差する緑1丁目交差点の、すぐ西側に立地しています。

当駅は、大阪を代表する公園の一つである鶴見緑地の北西口へのアクセス駅としても機能しており、列車が駅に到着する際には、乗客向けに鶴見緑地北西口の最寄り駅である旨がアナウンスによって案内されます。

歴史

新森古市駅は、21世紀に入ってから開業した新しい駅の一つです。

2006年（平成18年）12月24日: 大阪市営地下鉄（当時）今里筋線の新規開業と同時に、新森古市駅も営業を開始しました。
2018年（平成30年）4月1日: 大阪市の外郭団体であった大阪市交通局の民営化が実施され、大阪市高速電気軌道株式会社（Osaka Metro）が発足しました。これにより、新森古市駅はOsaka Metroが運営する駅となりました。

駅構造

当駅は地下に設けられた駅で、一つの島式ホームを挟んで二つの線路が配置されている、島式ホーム1面2線の構造を持っています。地下駅としての安全性を確保するため、また利用者の転落事故防止などを目的に、ホームの縁には可動式ホーム柵が設置されています。

駅施設内において、地上とホームを結ぶ改札口は1ヶ所のみ集約して設けられています。駅の管理体制としては、清水管区駅に所属しており、日々の運営管理や駅業務は清水管区駅長によって行われています。

また、駅の付帯施設として、地下に自転車駐輪場が併設されており、地域住民が駅を利用する際の自転車でのアクセス利便性を高めています。

利用状況

近年における当駅の利用状況に関するデータは手元にありませんが、特定の調査日に基づく1日あたりの利用状況が報告されています。
2023年（令和5年）11月7日に実施された乗降人員調査によると、新森古市駅の1日あたりの合計乗降人員は6,964人でした。このうち、駅で列車に乗車した人員は3,503人、降車した人員は3,461人となっています。

駅周辺とバス路線

駅の地上部分、具体的には駅の直上を通る国道163号沿いには、大阪シティバスのバス停留所が設置されており、駅名と同じく「地下鉄新森古市」停留所と称されています。このバス停留所は、今里筋線の開業に伴う交通結節機能の強化を図る目的で、新森二丁目停留所と緑一丁目停留所の間に新たに設けられたものです。

バス乗り場は方向別に配置されており、鶴見方面など東行きのバスは2号出入口付近に、京橋・大阪駅方面など西行きのバスは1号出入口付近にそれぞれ乗り場が設けられています。

当「地下鉄新森古市」停留所から利用できる主な大阪シティバスの系統には、31号系統、45号系統、83号系統などがあります。これらのバス路線は、駅周辺地域と市内の主要拠点や他路線の駅とを結ぶ役割を担っています。

隣接駅

Osaka Metro 今里筋線における新森古市駅の隣の駅は以下の通りです。

清水駅 (I15) - 新森古市駅 (I16) - 関目成育駅 (I17)
※( )内の数字は駅番号を示しています。

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

* 新森古市駅 - Osaka Metro 公式サイト

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